Blue Angels TOP
演技解説・写真集
撮影:2011年 サンフランシスコ フリートウィーク
(離着陸を除く全演目を網羅。演目名は公式のもの。)
Mximum Effort Climb
海兵隊のC-130「ファットアルバート」による豪快なフライトからはじまります。離陸から急上昇します。
え?離陸してないって?場所を察してください。
Parade Pass
急角度バンクで旋回しつつ会場に切れ込むパレードパス。
まずは露払いといったところでしょうか。いえ、むしろ横綱の土俵入りといったほうが良いかもしれません。
C-130は実績も見た目も横綱に相応しい
Flat Pass
C-130の最高速度ギリギリ595km/hで高速水平パスします。ファットアルバートは動けるデブ。
Head on Pass
会場正面から進入し、急上昇後、すぐに機首を水平に戻します。
ファットアルバートはアメリカ市民(平均体重90kg BMI平均値30)たちのスター=☆=
Diamond 360
ファットアルバートの土俵入りが終った後は真打ち登場。いよいよブルーエンジェルズの本番スタートです。
まず「ブルーエンジェルズダイヤモンド」編隊で会場正面を旋回します。
主翼端からキャノピーの間隔はなんとたったの46cm!
Opposing Knife Edge
ソロ2機による交差。交差する瞬間に90度バンクをとります。その後上昇して離脱。
Diamond Roll
ダイヤモンド編隊、640km/hの速度で接近し、会場正面でおおきなバレルロールを行います。
いやしかし、編隊間隔本当凄いですね。
Inverted to Inverted Roll
二機のソロが反転して交差します。
え、反転してもないし交差してもないって?ああ、失敗したんですよ。目の前に船がいてね(>_<)
Diamond Aileron Roll
すこし間隔の広いダイヤモンド編隊で接近し、一斉にエルロンロールします。
しっかし、「少し間隔が広い」ってもこのレベル。ブルーエンジェルズ...凄まじい。
普通この手の機動はもっと大きく編隊間隔を取ります。例えば↓のように。
左からブルーインパルス・ストリージィ・ブラックイーグルスによる同種の機動。
ね、ブルーエンジェルズは凄いでしょう。
Fortus
ギアダウン・フックダウンで5番機が背面になり、6番機とともに通過します。フォータスってどういう意味なんでしょう。
Diamond Dirty Loop
フックランディング形態・時速400km/hの比較的遅い速度で接近し、エンジンパワーをあげて一気にループします。
推力に優れたF/A-18ホーネットの戦闘機ならではの機動です。
Solo Minimum Radius Turn
ホーネットの最高性能を発揮した機動を行います。
アフターバーナーを使用し、最大G制限7.5Gの負荷をかけて会場正面を360度周回。
Dobule Farvel
ダイヤモンド編隊を維持したまま、リーダー機とスロット機が反転し、そのまま通過します。
Opposing Minimum Radius Turn
会場後方から2機が編隊で進入。正面に達すると左右にわかれ、6G旋回を行い、会場正面でクロスします。
二機のパイロットが正確なGをかけた旋回を行わないとタイミングが大きくずれてしまいます。
Echelon Parade
およそ45度の斜め編隊「エシュロン」で会場正面を緩やかに旋回しながら通過します。
重なっているような美しい編隊が特徴の機動です。
Opposing Horizontal Rolls
二機が交差する瞬間に720度のロール、すなわち2回ほど横転し、その後急旋回で会場を離脱します。
Left Echelon Roll
再びエシュロン編隊で接近し、今度は大きく会場正面でバレルロールロールします。
この手の機動、リーダー機から一番遠い機体は「動きの差」が大きく操縦が難しいそうです。
Vertical Rolls - Blue Angel 6
一つ前のエシュロンロールをキレイだなあ〜〜と眺めてると...
左から突然5番機が猛烈な速度で突っ込んできて観客の度肝を抜きます(笑)
知っていないとちゃんと見られませんが、むしろ知らないほうが楽しめるかもしれません。
「ビックリしたなあ!」と思ってると、今度は後方から2機目が突っ込んできてまた驚かされます。
その後垂直に急上昇します。
Line Abrest Loop
編隊に5番機が合流しました。一直線となるラインアブレスト編隊に組み替え、会場正面でおおきくループを行います。
美しい。
4 point Hesitation Roll
左右から接近したソロ2機が4ポイントロールを行いながら交差します。
Vertical Break
ダイヤモンド編隊から垂直に上昇し、編隊を解散。上空で美しい花を描きます。
Vertical Pitch
ブルーエンジェルズは交差が大好き。これが最後の交差。左右から低空で突っ込んできて交差。
その際に大きくピッチアップし急上昇。会場で大きく垂直に旋回して再び公差します。
Barrel Roll Break
お得意の密集ダイヤモンドで大きくバレルロール。そしてロール終了直後、会場真正面で編隊を解散させます。
この機動。バレルロール終了直後に高度が下がりすぎて、隊長が更迭されてしまったことがあります(^^;
Section High Alpha Pass
編隊でハイアルファ角、すなわち大きな迎え角をとって会場に接近。
その後二機は別れて一機はパワーに任せてちょっとだけ急上昇します。
Low Break Cross
会場後方から接近し、正面で編隊を解散。その後各機がくるりとまわってきて、再び正面で4機が入り乱れて公差します。
Tuck-Over Roll
二機が超密集した編隊で接近。ロールをおこないながら通過します。
この機動は、会場正面から見るとまるで1機が2機に分裂したように見えます。
タックオーバーロールはブルーエンジェルズで一番好きな演目です。
昔、あるお友達にこのシーンを見せたら「いや、これ合成でしょう。実際じゃないよ」と言い張られました。
残念ながら、これは現実だ...!
Diamond Tuck-Under Break
エシュロン編隊で進入し、リーダー機から順番に270度くらい順番にロールします。
Delta Roll
全機が合流しました。6機のデルタ編隊による「デルタロール」6機になっても編隊の密度はこれまた凄い。
Fleur Delis
6機の編隊で接近し、正面で編隊を解散しながらみんなで横転。4+2に別れ、2機はそのまま離脱。
4機はそのまま大きくループし再び編隊を組みます。
4機編隊がループしている間に2機編隊は後方をまわって、反対側から通過します。
Loop Break Cross
もう一回6機編隊に合流し、大きくループ。そして真下を向いた瞬間に編隊を解散。下向きに美しい花を描きます。
全機が会場正面に戻ってきてメチャクチャに交差!
Delta Break-Out
ドラマチックなブルーエンジェルズのアクロバットもいよいよ最後になりました。
再度6機に集合し、会場正面でおおきくブレイクアウト! ありがとうブルーエンジェルズ!
Delta Flat Pass
離着陸可能な飛行場でない場所でのリモート・フライトの場合は、デルタ編隊で会場上空を通過します。
バイバイ(・∀・)ノシ
サンフランシスコの港街はブルーエンジェルズがよく似合う。
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