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What's Blue Eagles?

ブルーイーグルス(Blue Eagles)は英国陸軍のミドルウォラップ陸軍航空学校の教官によって1968年に編成されました。当初はスーAH1(ベルH47)5機による編成でしたが、アエロバティックチームを保有する予算的余裕が無かったため1974年にはチームは解散させられてしまいました。

しかし教官たちは戦技向上のためと非公式にアエロバティックを行い続け、「イーグルス」「アーミーイーグルス」「スパロー・ホークス」「シルバーイーグルス」といった名前で活動し続けました。
1993年に現在の4機のガゼルと1機のリンクスを使用しロイヤルインターナショナルエアタトゥー(RIAT)においてアエロバティックディスプレイを実施し、最優秀チームディスプレイに贈られるWilkinson Sword賞を獲得。その功績から結成時の「ブルーイーグルス」を再び名乗り陸軍公式のアエロバティックチームとして現在に至ります。

パイロットやグラウンドクルーは現在もミドルウォラップ陸軍航空学校の教官の中から志願した人が任に当たっており、5月から10月のエアショーシーズン中に30回程度の展示を実施しています。よってレッドアローズの年間60-70回には全く及びません。それでもブルーインパルスより多いのはさすがイギリス流。と言うべきでしょうか。

ブルーイーグルスの特徴はなんといっても機敏なガゼルの編隊演技とUH-1クラスの大きさを持ちながらループをこなすリンクスのソロが両方楽しめるところに有るでしょう。特攻野郎ヘリチームと揶揄するとなんとなくイメージがつかめると思います。
・ヘリコプターで飛行機の機動をやる
・ヘリコプターにしかできない機動をやる
この二つが同時に楽しめます。

英国海軍のチーム、ブラックキャッツはリンクス2機が編隊を組むため、ほとんどソロ機動と呼べるものは行いませんが、ブルーイーグルスでは5機という編成を活かし両方を充実させています。リンクスのループなどはまだやるか!と言いたくなるほど存分に披露してくれます。
また、固定翼ではなく低速のヘリコプターですから、常に会場正面に位置し間の無い演技を楽しめます。右で左で縦横無尽に行われる5機の演技は他に類を見ないユニークなものであると言えます。

我が国の陸上自衛隊も航空祭だけの臨時結成ながら明野レインボー等ヘリコプターのチームが複数存在しますが、折角ですから陸上自衛隊を代表するヘリコプターのアエロバティックチームを結成し、ブルーイーグルス並みに航空祭シーズンになると各基地の展示飛行を行いに出向く陸自の代表的なチームとして活動して欲しいものです。

ヘリコプターの演技も本当面白いですよ!

では、特攻野郎ヘリチーム行ってみましょう!


まずはこちらをご覧ください。(動画再生すると音が出ます。注意。)

Youtube特攻野郎Aチーム

フォークランドで鳴らした俺達特攻部隊は、敵地でアエロバティックをし当局に逮捕されたが、
刑務所を脱出し、地下にもぐった。
しかし、地下でくすぶっているような俺達じゃあない。
筋さえ通りゃ感動次第でなんでもやってのける命知らず、不可能を可能にし陳腐な固定概念を粉砕する、

俺達、特攻野郎 ヘリチーム!


俺は、リーダージョン・スミス大佐。通称ハンニバル。
対航空機戦闘と近接航空支援の名人。
俺のような天才操縦士でなけりゃ百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まらん。


俺はテンプルトンペック。通称フェイスマン。
自慢のロケット弾に、戦車はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、ブラジャーからミサイルまで、何でもそろえてみせるぜ。


私は、3番機のエミー・アマンダ・アレン、通称エンジェル。
チームの紅一点。
密集編隊は、美貌と腕のよさで、お手のもの!


お待ちどう。マードック。通称クレイジーモンキーだ。
パイロットとしての腕は天下一品!
奇人?変人?だから何。


B.A.バラカス。通称コング。
操縦の天才だ。ヘリでもループしてみせらぁ。
でもSA-7だけは勘弁な。


俺達は、常人では不可能なアエロバティックにあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、

特攻野郎 ヘリチーム!


卒倒したい時は、いつでも言ってくれ。

(エアーウルフでも、ブルーサンダーでもいいです)

使用機材 SA341 Gazelle AH1 / Lynx AH7

(写真左はガゼル、右はリンクス)
アエロスパシアル ガゼルは英仏共同で開発された軽攻撃ヘリコプターで、原型機が1967年初飛行しました。
最近では多く見られるテールローターを持たない、ダクテッドファンを持つヘリコプターを多く見る事が出来ますが、ガゼルはその世界初のヘリコプターでした。
正確にはアエロスパシアル製(現ユーロコプター)はダクテッドファンをフェネストロンと呼称します。フェネストロンは同社の登録商標で、近年になりダクテッドファンを装備するヘリコプターが増えたのは同社の特許期限が切れたことに由来します(OH-1なんて全くその典型)。

ガゼルは英国国内のみの名称であり、SA341/SA342の名前で共同開発のフランスは当然として、アンゴラ、ボスニアヘルツェゴビナ、カメルーン、中国、キプロス、エクアドル、エジプト、ガボン、ギリシア、ギニア、イラク、アイルランド(退役)、ヨルダン、ケニア、クウェート、レバノン、モロッコ、カタール、ルワンダ、セネガル、セルビア、スロベニア、シリア、トリニダード・ドバゴ、チュニジア、アラブ首長国連邦等多くの国の軍隊に採用されており、比較的小型なことから自家用機としても販売されています。

リンクスについてはBlackCatsの記述と重複しますが、世界最速のヘリコプターであり、400.87km/hのヘリコプター絶対速度世界記録を持つなど高い運動性を誇ります。
基本的に同じ機体ですがセンサー類などシステム上においては全くの別用途であり、見かけ上でもその差異を見て取る事が出来ますが、機体としての違いは降着装置に有り、海軍型は艦上使用を考慮し車輪であるのに対し、陸軍型リンクスAH7ではスキッド装備となっています。AH9では陸軍型としてはじめて車輪を装備しました。
なお写真のリンクス側部に搭載されているのはTOW対戦車ミサイルのランチャーです。
ランチャーには公式サイトのURLが書いてあります。
http://www.blueeagles.co.uk/

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