アメリカンスタイルやヨーロピアンスタイルって？

アメリカンスタイルとは、主に6機の戦闘機を使用し、大推力を活かしたパワフルかつスピーディーな展示を信条とするアエロバティックチームの様式。
アメリカンスタイルの本家サンダーバーズ、元祖ブルーエンジェルスが代表的。
バーズとブルースのパイロットにどっちが凄いかと聞いてみよう。本家と元祖で「俺らの方が凄いぞ」と言い合ってくれるに違いありません。

ヨーロピアンスタイルは多数のジェット練習機を用い、緻密で、流れるような美しい編隊演技を得意とし、多数機を活かし演技間時間がほぼ皆無なアエロバティックチームの様式。
フレッチェトリコローリ(10機)、レッドアローズ(9機)、パトルイユドフランス(8機)など。

じゃあ練習機6機のブルーインパルスって何よ？

ブルーインパルスの源流はF-86F戦闘機にあり、主にアメリカンスタイルの本家サンダーバーズを参考に部隊が設立。
その後継であったT-2もほぼ戦闘機です。現在でこそT-4練習機ですが、40年の歴史を受け継いだアメリカンスタイルなのではないでしょうか。
そもそも無理にアメリカン・ヨーロピアンの明確な基準は無く、無理に分類する必要も無いので、アメリカンスタイルの影響を受けた日本流。
と、勝手に定義しても誰も文句は言わないでしょう。

国名についてる王冠の意味って？

私による極めて主観的で偏見に基づいたチームの評価です。
　金の王冠はブチ抜けて凄い欧州御三家のみ。何もかもが圧倒的で太陽系の周囲5000パーセクに敵はいません。圧巻。
　銀の王冠は世界トップレベルだと思った非常に素晴らしい演技を魅せるチーム。
　銅の王冠はトップクラスには及ばないものの、それに準ずる高いレベルをもつチーム。
　　　無印も大変素晴らしい演技で楽しめる質の高いチーム。
　中の人達ももっと派手にやりたいだろうな。と、大人の事情を感じるチーム。　

世界的に見たブルーインパルスの実力

私自信海外に出始めて数年の初心者に過ぎませんが、今まで20以上の世界の名だたるチームを見てきました。
まだ海外のエアショーに足を運んだ事のない方々はブルーインパルス以外を知らないはずです。どうしてもブルーインパルスの実力は世界的に見てどういうレベルなんだろうという疑問が有ると思います。

私の主観ですが、ブルーインパルスの実力は世界的に見ても高レベルであると、思いました。

あのサンダーバーズや欧州の有名どころを相手に本当か？
と、思われるかもしれません。
確かに海外のチームは凄いです。遠路はるばる行くのですから、達成感が加わりその感動もブルーインパルスで得られるものとは全く違うものでしょう。
しかしながらフライトの完成度や技術を見ると、あれ、ブルーインパルスって世界の有名どころと比較しても結構凄いじゃん。というのが私の率直な感想です。特に同じ6機を使用するサンダーバーズを見てそう感じました。演技一つ一つは6機のF-16にしか出来ない事、6機のT-4だからこそ出来る事の差しか有りません。 ロシアのSu-27やMiG-29を使用するロシアンナイツやスウィフツはあまりに機体の魅力に頼りすぎていて、純粋なアエロバティックとして見た演技構成はブルーインパルスには到底及びません。
ただ、レッドアローズやパトルイユ・ド・フランス、フレッチェトリコローリだけはブルーインパルスのファンとしての贔屓目で見ても、別格です。もう、何もかもが違いすぎます。多数機による滅茶苦茶さばかりはどうにもなりません……。
海外活動がほぼ皆無なブルーインパルスは世界中の空軍チームの中でも知名度こそ低いですが、その技量と演技構成はベスト5に入れても良いと思います。

私は声を大にして言いたい！

ブルーインパルスは世界最大の軍用機エアショーであるロイヤルインターナショナルエアタトゥーへ遠征すべき！！

アクロの中心は欧州などと思っている(しかし事実)欧州諸国の航空ファンの高い鼻をへし折るために！
御三家はともかく、アギラやスイスにはこれで勝かつる！
…でも航続距離の短いT-4でどうやってイギリスまで行けばいいんでしょう。やっぱネリス行ったときみたいに船積みでしょうか(´ー｀)
アエロバティックチームとは目で見るモノではなく、五感で感じるものです。
こればかりは写真や動画では分からないと思います。ぜひ、自ら足を運び、諸国のアエロバティックチームを体感してみてください。

将来の追加予定

中国　八一飛行表演隊　殲撃7
　レベル的にはあまり…らしいですが、どうでしょう。

アメリカ　ブルーエンジェルス　F/A-18
　米海軍の星。元祖アメリカンスタイル。

カナダ　スノーバーズ　CT-114
　ブルーエンジェルスと一緒に見に行くか？

日本　ブランエール　明野レインボー
　そのうち(笑)