第100回:軍用機マニア道を往く(〜1999)

軍用機マニアになったワケ

飛行機のお話もついに100回達成です!
今回は自分が軍用機マニア(飛行機オタとも)になった経緯について書きたいと思います。
今回は、飛行機のお話4回目を大幅改訂したものです。
おまえの自己紹介なんて興味ねーんだよ。という方は飛ばしても全然OKです。

小学生時代の飛行機事情

何故飛行機好きになったのか、いつから飛行が好きだったのか。全く覚えていません。
父親は飛行機オタクじゃないし、親戚にもそういった趣味を持ってた人は居ませんでしたから、特にエアショーなどに行くわけでも、空港に飛行機を見に行く事もありませんでした。
もちろんプラモデルなどもつくりません(細かい作業は苦手なので今まで一機もつくったことがない)。飛行機に関して殆ど関わりの無い、わりと普通な少年でした。
私が本格的に飛行機を好きになったのは大人になってからでした。ふつう、この手の趣味の人は子供の頃から続けている人が多いので、遅咲きだねとよく言われます。

そんな私が飛行機について多少なりとも興味を持つように成ったのは小学生5〜6年生くらいの頃でした。
ある日、親に連れられ近所の子供向けの科学館を訪れました。そこに設置されていた無料のフライトシミュレーターをプレイしたのですが、すぐにその虜になってしまい、学校が休みのたびに科学館の入場料とお昼ごはんのお小遣いを貰って、プレイしに行くようになりました。
ヨークとスロットルレバーだけで、ラダーペダルもなく簡素な操縦装置でしたが、そういったものに触れるという経験自体が有りませんでしたから、よっぽど新鮮に思えたんでしょうね。

毎週のように通うからメキメキと上達し、周りの親子連れや同じ歳くらいの子達は最初の着陸で失敗してしまう中、全クリアできるようになるまでなりました。
いつも行列ができてたのに(無料だし)、今思えばなんて迷惑な子だったことでしょう(笑)。
二台置かれていたことがせめてもの救いです(・∀・)

偶然、ようつべにてそのフライトシミュレーターを発見しました。
TAITOのトップランディングというゲームだったようです。懐かしいな。大きな筐体で、ドアを閉めて半閉鎖された「コックピットに搭乗」するタイプでした。
今振り返ってみると変な通信してるし、凄い速度で着陸してます。...ktじゃなくてkm/hにしときゃよかったのに(^^;

まだこの時点では「エアバス」、「ジャンボジェット」、「セスナ」程度しか知りませんでしたが、「飛行機オタクの素地」は出来上がったのです。

中高生時代 軍用機オタクの基礎が出来上がる

軍事については本当に何も知りませんでした。軍用機に関しても「零戦」と「B-29」しか知らなかったと言っても過言ではありません。ブルーインパルス?F-14?何それ??状態です。海に浮かぶ軍艦はみんな戦艦だし、装甲のある車両はみんな戦車です。「くちくかん」という単語を始めて聞いたときは家畜輸送船かと思ってました。いや、本当に(笑)

中1時代の同級生の一人が軍オタで、彼の家に遊びに行った際パソコンのエアーコンバットIIという飛行機ゲームをプレイさせて貰いました。本格的な戦闘機のゲームをプレイするのは、これが初めてです。
で、そのプレイ中に好きになったのがF-15Eストライクイーグルでした。理由は名前がカッコイイから(笑)
今でもF-15Eが一番好きなので、子供の頃に受けた影響って大きいですね。
(しかし、このエアーコンバットII、登場機種が今のゲームと全く変わってませんね。せいぜいF-22などの頭にYが付いている程度です。)

で、当然自分も戦闘機ゲームが欲しい!と成るわけですが、スーパーファミコンしか持ってないので、数少ない選択肢の中からF-15 スーパーストライクイーグルというソフトを購入しました。
スーパーファミコンにしては本当よくできた戦闘機ゲームでしたね。サイドワインダーとアムラーム、ロックアイ、マベリック、ペイブウェイを状況に応じて選択しなくてはならないのですから(デフォルトのサイドワインダーとマベリックだけでもクリアできたりもする)。

ちょうどその直後くらいにセガサターンとプレイステーションが発売になり、三次元を自由に飛び回ることのできる戦闘機ゲームが多数発売されました。有名な「サイドワインダー」や「エースコンバット」の登場です。
しかーし、プレステは発売当初は品薄で、仕方が無くサターンを買ったのでプレイできませんでした(ノ▽`)
初めて買ったのがウィングアームズ 華麗なる撃墜王という、華麗なまでに酷いタイトルのレシプロ戦闘機ゲームでした。AAAの描写は現在でも通用しますね。これ。

高校生になって状況はさほど変わらず、「エースコンバット」や「パイロットになろう!」などのゲームはプレイしましたが(PSは高校生の時に買った)、実物を見たり本を買ったりという具体的な行動には全く繋がりませんでした。本当現実の軍用機については何も知りませんでした。

ブルーインパルスですら、その名を初めて知ったのはテレビで長野オリンピックの特集をしていたときです。

え?これF-15じゃないよね?なんで世界最強のF-15使わないん?ってレベルです。
F-15=すごくつおい!=機動性がよい!=当然アクロバットも最強!という、ガキにありがちな短絡思考(笑)

航空ファン
初めて買った航空雑誌。 航空ファン1998年7月号。つい先日押し入れを整理してたら発掘しました。
MASDFを始めたのが1999年2月ですから、ほぼ半年前ですね。高校時代は殆どバイトなどをせず(夏休み中くらいはやった)、慢性的金欠状態だったのに、何で1200円もする雑誌を買ったのか覚えていません。
たぶんトップガン(NSAWC)のグラビア写真で衝動買いしたんでしょうね。
切り取られたページがありますが、よく覚えてませんがポスター代わりにでもしたんだと思います。
絶望的なまでの記事のレベルの高さに本文は読んでなかった記憶が有ります。ただ写真を眺めるだけです。
本当、実物の軍用機についての知識はゼロに近かったので、今このページを見ている17歳(前後)の高校生諸君の多くは、当時の私よりも遙かに色々と知っているはずです。
今読めば別に何ともない普通の内容ですが、飛行機オタ向けとなるとどうしても初心者を突っ放した内容になってしまうのは仕方が無いんでしょうか。
てか、この号の読者投稿欄...。浜松にやってきたAWACSに反対する勢力に罵声を浴びせる常識のないファンの無道について考えるといった内容の投書があります。 AWACSに反対する勢力は、政治的なスタンスではなく、安全を懸念してのことであろうと書かれています。
うん。たしかにね。「AWACSは帰れ!」と叫ぶ奴に「うるさい、おまえが帰れ!」と言い放つのは良くないですよね。
一人の軍用機マニアとして、常に紳士的にありたいものです。たぶん当時中学生くらいの投書主の言うことは正しいです。

でもね、そいつらは筋金入りのアレな団体ですから!!!(笑)
いやー、こんなところで、昔やりあった某AWACSファンクラブに関する記事(というか投書)が読めるとは思いませんでした。
久しぶりに某AWACSファンクラブの方のサイト見たんだけどすごいね。 北朝鮮による衛星ロケット発射(笑)には文句を言わずにPAC3には文句を言うんですから(笑)
もっとすごいのは、09年4月から7月までの間に何の更新もしてないこと。この間に何があったか覚えてますか? 北朝鮮による核実験です。 下手な突っ込みが入ると困るから、ほとぼりが冷めるまでおとなしくしてたんですね。(爆笑)
あれあれ?兵器も軍隊も捨てよう!と声高々に主張してたのに、北朝鮮の核実験や衛星ロケット(笑)はオッケーなんですかぁ〜。ミサイルと衛星ロケットの違いってなんなんですかぁ〜?ヽ(´ー`)ノ

MASDFの開設。本格的にオタク道を歩み始める。

閑話休題。
さて、いよいよ今日のそのときがやって参りました(松平アナ)
1999年高校3年の冬。既に進路は決定し、3月の卒業を待つだけだったころ、フライトシミュレーター「エアロダンシング」をプレイしたいために、発売されたばかりのドリームキャストを購入。同時にインターネットを始めました。
ドリキャスで色々なサイトを見て回っているときにWEBサイト作りを解説しているページを発見。それがきかっけとなり、自分もちょっとつくってみたいと思うようになりました。
HTML編集中は他のサイトを見ることができなかったので、余った物理のノートに作り方を書き写して、それを見ながら試行錯誤。半月あまりの日時を費やしようやく完成しました。...と言っても、懐かしのテレホタイムの始まりから寝るまでの間でしたから、実作業時間自体は大したものではありませんでしたが、
公開したのは1999年2月21日で、当時「げーむしてぃ」というタイトルでMASDFは始まりました。
そして同年秋には厚木Wings99に訪れ、ようやくエアショーデビューを果たしました。
私の中では、この1999年を軍用機マニアに入門した元年であると位置づけています。
翌2000年には始めてブルーインパルスを生で見て感激し、同年には10倍ズームのコンデジを購入し、ささやかながら飛行機撮影を開始。いよいよ本格的に飛行機趣味を始めることになります。
ただ、本当の意味で撮影を始めるようになるのは2004年に一眼レフを購入してからとなります。

1999年以降の「紀元後」についてはMASDFの歴史年表をご覧ください。

以上。軍用機マニア道を往く(〜1999)でした。
今年に入ってからは、趣味が高じてとうとう執筆業も始めちゃったし、軍用機マニア道は一生続けるだろうね。うんうん。

悔い?んなもんないね。心底楽しんで趣味をやれるんだから。

(更新日:2009年9月28日)


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