第83回:飛行機を撮ろう!入門・機材編3

買わないと始まらないもの、買わないと後悔するもの。

前々回前回と、続きました一眼レフの機材をそろえるお話も、今回で最後です。

今回はカメラボディとレンズ以外に、揃えなくてはならないもの、余裕があれば揃えた方が良いものを列挙します。


・メモリーカード 1万円
とりあえず、撮影だけならメモリーカードさえあれば何とか成ります。当たり前すぎますね(^^;
カメラの購入時に、最もコストパフォーマンスの良いものを2枚も買っておけば、まず国内の航空祭では使い切る事は無いでしょう。

・カメラの清掃キット 2000円
空気で埃を吹き飛ばすブロアー、カメラを拭く布。
ブロアーは親指と人差し指で扱えるような小さいものは使い物に成りません。手のひらでで握れる大き目のものを買いましょう。
同様に布も大き目のものが便利です。何せ大きな望遠レンズを扱うのですからね。
長く使ってゆくためにも(特にレンズは)、使用後の手入れは必要不可欠です。

・レンズプロテクター 3000円〜1万円
レンズの径に合った透明のプロテクターは、無くても撮影は出来ますが必須とも言える装備です。5000円以上はしますが、これが無いとレンズの表面は埃や飛沫で結構汚れます。汚れだけなら落とせば良いですが、傷がついたら取り返しがつきません。
どんなに安くても数万はするレンズですから、ここでケチると後で後悔することになります。

・広角〜標準レンズ 1万円〜10万円
飛行している航空機は専ら望遠レンズを使用しますが、やはり17mm〜50mm程度のレンズも有ると便利です。
というか、これが無いと地上に置いてある飛行機は撮れません(^^;
カメラボディ+レンズのキットで買うとお買い得です。

・予備電池 4000-5000円
一眼レフで、単三電池を使っているものはまず有りません。国内なら通常一個もあれば十分、予備があれば安心。といったところです。用意しておきましょう。
バッテリーの寿命は結構短いです。4年も経つと、電圧の最高値が低くなってしまったのか、殆どバッテリー残量警告が出っ放しになってしまいます。
ですが、警告出っ放しでも結構な数百枚ぐらい平気で撮れてしまえたりします。

・防湿保管庫 1000円〜数万円
安いものでは、プラスチックのケースに乾燥剤を入れるだけのものから、湿度計をもち、常に除湿してくれる高級保管庫まで様々ですが、最低限1000円の保管庫だけでも必要です。乾燥剤は数百円で3ヶ月〜半年程度持ちますので、絶対に買いましょう。
でないと梅雨の時期にレンズがカビます。カビたら最後、ン万円払ってオーバーホールしなくてはならなくなります。

・カメラバッグ 数千〜数万円
好みのものを購入してください。可能ならアルミケースがお勧めです。対衝撃性抜群で、椅子や踏み台にもなる優れものです。

汚いお金の話はこれで最後。

さて、これにてカネ、カネ、カネの鬱なお話は終わります。
最低限必要な、カメラ、望遠・広角レンズ、メモリー、清掃キット、レンズプロテクター、予備電池、保管庫を揃えれば当分の間は憂い無しです。新しく買ったカメラを持って、飛行機撮影に行きましょう!

次回からはいよいよ実際の撮影について話を進めたいと思います。

(更新日:2008年12月12日)


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