第1回:爆弾搭載ギネス記録!

BUFF

BUFF、すなわちBig Ugly Fat Fellow”でかくてデブで醜いヤツ”と酷いあだ名を頂戴したボーイングB-52D爆撃機は、ベトナム戦争時に最大でMk-82/M-117(500/750ポンド) 普通爆弾を爆弾庫に84発、翼に24発懸架し108発の爆弾を搭載し出撃しました。
現役戦闘機で最も搭載力のあるのF-15Eですら26発と言う事を考えると桁外れの搭載力には驚きを隠さずにはいられません。

227キログラムのMk-82が108発と言うと...24.5トンに達します。Mk82の1発の破壊力は爆心地から300メートル離れていても鼓膜が破けるほどです。
目にも見えない、ジェットの音も聞こえないような高空から227キログラムの金属と火薬の塊を108発も頭上から落とされたらたまったものではありません。北ベトナム軍はこのB-52を最も恐れていました。
B-52D三機編隊が爆撃する事により幅数キロという帯状の地域を地下施設もろとも完全に“耕す”事が出来たのです。

湾岸戦争ではイラク兵に「B-52を派遣し爆撃を行なう」と宣言したところ、恐れて投降してきたそうです。

親子三代に渡って操縦した家系もあるほど長期にわたり現役のB-52。このボーイング製の傑作機はあと何十年現役を続けるのでしょうか?

(更新日:2001年以前)


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