第18回:AH-1に銃口を向けられた!?

ガナーの頭の向き


前回に引き続き、以下は掲示板に投降された記事です。なかなか面白いのでここに掲載させてもらいます。

場所は茨○県の常○那珂港湾の埋立用土砂置き場です。我々は、県の依頼を受けて現地視察に訪れたのですが、公用車が途中で呼び出されて帰ることになったので、渋々、図面筒とアタッシュケースを持って現地に入りました。土砂置き場といっても、膨大な量の埋め立てを行うので、ちょっとした山登りになってしまいました。

頂上付近に達したころ、ジェット機の轟音とヘリコプターのうるさい音が聞こえてきました。今日は機雷撤去はなかったはずだがと空を見上げるとFー15が2機左右にブレイクして行くではないか。私は、肩に1.3mの図面筒を抱えたまま、後ろを振り返り、うるさいなぁと背後の部下に話しかけたところ、”いっぱいとんでますねぇ”との答に東の空を見ると、日の丸つけたジャンボが急上昇をかけていました。

ムチャクチャ低空を飛んでいたようです。その左右では別のF-15が急旋回をしています。何事だろうとつかれた足を休めて、二人してしゃがんで飛行機を眺めていました。ジャンボはJALではなかったのでそのまま行方を追う様に眺めていたところ、東(海)から輸送機とそれを囲むように、ヘリコプターが3機やってきました。ヘリコプターが巻き上げる砂煙に、バカヤローと文句を言ったところ、聞こえるはずもないのに、1機のヘリがもどって来て、パイロットがこっちを見ました。このとき初めて気がついたのですが、戦闘ヘリの機関銃がパイロットの頭の動きに合わせてこちらを向いたのです。

そう、私たちは二人とも図面筒を肩に抱えたまま、唖然としてヘリコプターと向かい合うこととなりました。まったく、迷惑な話です。一般市民を恐がらすんじゃないよ。って、脅かしたのは私たちだったのでしょうか?

(更新日:2001年11月17日)


目次へ戻る