第62回:航空祭と脚立バカと一般客と。

脚立が嫌い


2004年入間にて。後ろの人たちの事をかえりみずビデオ撮影している途方も無い脚立バカ。

私が航空祭でムカツクベスト5

1位:雨
2位:最前列脚立
3位:自分の目の前の脚立
4位:前の方の脚立
5位:見渡す限りの脚立



心の底から脚立利用者が大嫌いです。
脚立を蹴飛ばして、その白くてデカイカメラごと地面にたたきつけてやりたい気分にさせられます。
(思ってもやらないのが大人(*'-') )



航空祭前日、最寄の空港の手荷物預かりから脚立が大量に流れてきた時など鬱になってしまいます。


私も白いバズーカレンズを使用している端くれ、できるだけ見ばえの良い、カッコイイ写真を撮りたいと常々思っています。
滑走路と会場の間に馬鹿デカイ飛行機をデンと展示されていたり、人ごみの中での撮影はシャッターチャンスを逃してしまうから、脚立を使用したい気持ちは良く分かります。
しかし、自分の後ろの人のことを考えると私は脚立を使用する気にはなれません。

しかし脚立愛用者の多くは後ろのことを一切考えません。
いえ、考えないのではなくて考えて邪魔になる事を理解しているのですが、彼らの頭の中では「良い写真>後ろへの妨害」のデメリットを超えるメリットが成立しているため、使用し続けています。
とどのつまり、

おめーらが見えなくても俺のシャッターチャンスには関係ねー。

と、いうわけです。
おそらく、多くの脚立愛用者は前が見えないから降りてくれと言えばスイマセンの一言とともに降りるでしょう。しかしそういう人たちは日本人は他人に注意をおこなわない国民性があるのをいい事に迷惑と知っていながら調子こいて使用しているから性質が悪い。お前が退けなど逆ギレするのは最悪ですがね。
小松航空祭などは脚立対策先進基地と言っていいほど早くから脚立禁止を打ち出し、頻繁に脚立の利用は避けるようにアナウンスしています。しかしそれにも関わらず、利用を制止するアナウンスがあっても平然と使用している脚立バカがウヨウヨ居るのが良い例です。
一部に最前列でなければ良いと脳内ルールを確立している脚立愛用者が居られるようですが、前列から数メートル後ろに下がって使用しても、その後ろにはまだ沢山の人がいるはずです。結局迷惑をかけていることには変わりありませんので注意が必要です。

個人的に許せる脚立の使用は
1.絶対的に持込が禁止されている航空祭ではない
2.1を満たした上で後ろに100%だれも居ないと言えること。
3.1を満たした上で後ろの人達(人ではなく「人達」です。)に一声かけて、地上展示などに限定して使用。
このぐらいですかね。



さてGoogleで脚立 航空祭で検索したところ、とても素晴らしいサイトを見つけたので引用します。
メインのブルーインパルスの曲技の時は広いエプロンは黒山の人だかりと、高い脚立の林立状態で、空しか見えない状態だった。
〜中略〜
自分の反省として、次回の航空祭には・高めの脚立(できれば身長ぐらい)を持参するようにする


脚立が迷惑だと自ら実感しているのに、さらに高い脚立で克服しようなどという考え方は、もう度し難いバカとしか言いようがありません。

このような人と同レベルにならないためにも、現在このページを読んでいる脚立愛用者の皆さん。


たとえ最前列でなくとも、あなたの後ろで
あなたに対し100人の声無き不満が燻っています。



良心に従い脚立の利用を今後やめてください。

難しいとは思いますが、自衛隊側も脚立使用者の良心に訴えるアナウンスだけでなく、強制力のある運用改善を行ってほしいものです。
例えば「安全上の理由から脚立の持込を禁止します。」として、脚立の持込を全て事前預かりに。
これを何年間も主要な航空祭で実施すれば脚立の持ち込み者は激減すると思います。

2004年の小松基地航空祭では脚立禁止エリアを設けたそうですが、これを拡大して「脚立許可エリア」を設置。それ以外で使用した場合は見回りの自衛官が声をかけて降ろす。これなら現実的で良いかと思われますが、いかがでしょうか。
(2008年追記:小松では脚立許可エリアの設置が実現しました!さすが脚立対策先進エアショー!)

どちらにせよ、主催の自衛隊側も脚立規制を考慮に入れて改善対策が徐々にとられていますし、脚立使用に明るい未来は無いでしょう。


2002年岩国航空祭OFF会にて。持ち物検査でマリンコに没収された岩国市民Sくんの脚立(実話)
しかし、基地内部には彼以上の大きな脚立を使ってる人がたくさん…。


MASDFは断固として脚立利用に強く抗議します。

(更新日:2004年12月22日)
(追記:2008年11月)


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