第41回:航空祭へ行こう その1

手引き編

今回は航空祭へ行った事のない方への招きと、諸注意についてです。
各地の空港や軍用飛行場で行われる航空祭は、飛行機を最大の趣味に持つ者にとって一番楽しいイベントでもあります。楽しいイベントを楽しんで過ごせる手引きとなれば幸いです。

●場所と日程
まず、開催される日付けと場所を知らないのではお話になりません。
インターネットで調べるのならば、航空自衛隊Webサイトに毎年春ごろに各基地の年間航空祭スケジュールが発表されます。あとは、個人の航空祭関連サイトを何件かまわってみれば大抵は網羅できるはずです。
まぁ、あまり更新はされていませんが、ここ「飛行機のお話」でも僕自身の行きたい航空祭のおおよその日程は知ることができます。第二七回とか
昔ながらの方法をとるならば定期刊行の航空雑誌をチェック。こちらもほぼ全ての日程を知ることが出来ます。
国際社会の情勢によって中止や延期なども十分考えられます。特にアメリカさん。あちらさんがでドンパチおっぱじめたら要注意です。

●内容
航空祭のスケジュールなどは、例年の様相をみておおよそ判断できます。当サイトの航空祭写真集を見ていただければ、だいたい分かるでしょう。
ただし、2000年以前の厚木基地航空祭は、空母艦載機による派手なデモフライトがあったのに対し2001年以降は周辺住民の猛反対もあり、デモフライトは完全に中止となってしまいました。このように、大きく内容が変化することも少なからずあります。

●交通アクセス
よし、ここの航空祭に決めたぞ!…となったならば、次に調べるのが交通アクセス。道が分からなければどうしょうもありません。
ここでまず問題になるのが、公共交通機関を使用するか、マイカーを使用するか…です。開催地によっては無料臨時駐車場を用意する場合があります。逆に自動 車での来訪はお断りな開催地もあります。どちらの場合も地域の地主さんが小遣い稼ぎ(?)に有料駐車場を開いていたりします。相場は一日 3000〜5000円ぐらいでしょうか。
マイカー利用したい場合は事前に調べておくと良いでしょう。インターネットで検索するか航空雑誌をチェックしてください。
マイカー利用の場合、行きも帰りも大渋滞は覚悟してください。ピーク時は歩くより格段に遅いです。
場所にもよりますが、公共交通機関をお勧めします。
とは言っても、陸の孤島新田原基地や、隔離基地こと百里基地などは近くに駅などと言うものは存在しないため、シャトルバスを利用することになり、どちらにしろ渋滞には巻き込まれてしまったりも。

●前準備
当日持っていったほうが良いものをあげてみます。

カメラ…必須ではありませんが、普段近づくことのできない飛行機を間近でみれる少ないチャンスです。地上展示のみに限定すれば使い捨てカメラでも十分事足ります。

お金…自衛隊の航空祭の場合、基本的に運営は税金で賄われていますので入場料等は発生しません。とはいえ、お祭りの屋台や飛行機関連のショップが出店されているのでお金を持っていなければ、後で後悔するかもしれません。
もっとも、お金を持たずに外出する人なんて居ないでしょうが(笑)

食事…これ、以外に重要。上記した屋台で気分を味わうも良いかもしれません。特にアメリカ軍の基地ではアメリカンな食事が楽しめます。ですが、お昼時は混 みまくります。数万人が一斉に昼食を求めるのですからハンパではありません。コンビニでオニギリかパンの一つでも買っておくと、並ばずに済みます。
あと夏の航空祭では飲み物は必須です。冷たい飲み物が欲しい場合、凍らして持っていくと良いでしょう。現地で購入しても冷たい飲み物はまず手に入りません。
いっつも昼食並ぶのが面倒で昼食ヌキにしてますが、夕方が辛い(^^;


さて、次回はマナーについてです。ただし、間に「航空祭の癌」についてのお話しをはさませていただきます。

(更新日:2002年11月10日)


目次へ戻る