第25回:マスコミの軍事無知

ペルシャ湾に戦艦100隻が集結

映画インディペンデンスデイに登場する米空軍、イスラエル空軍のF/A-18(なんだそりゃ)を見たらちょっと思い出してしまいました。

昨年のアフガニスタン、タリバン空爆でF-14やF-18がバンバン発艦するシーンが幾度となくニュースで流れました

さて、その報道ではF-14が発艦するシーンを流しながらテロップにF-18と映していたり(F/A-18となっているのは見たことが無い)、C-130 が映ってるのにC-17どうこう言っているる事が多々ありました。あ〜ぁ。ナニ言ってるんだか…恥ずかしいなぁ。ってな感じですが、それを鬼の首でもとっ たがごとくマスコミ批判されている方をよく見かけます。

ニュースを見ている人の99%は戦闘機がF-14だろうがF/A-18だろうが、もっと言っちゃえば空母からB-2が発進してようが、どうだって良いんですよね。
飛行機の名前ぐらい正しく報道されて常識っていうのは飛行機ファンの見当違いじゃないでしょうかね?

ふだん使っている電車が○○系であることとか、自分が乗る新幹線が○○○系であることとか(のぞみとかこだまは形式じゃない)、その辺走ってるトラックが 日産ディーゼルなのかいすゞなのか、シリコン半導体の純度が99.999999999%ではなく99.99999%であることを間違って報道されたって、 それに気が付きもしないし、間違ってたってどうってことないでしょ?

確かに正しく報道するべき義務がマスコミには有るかも知れませんが、記事を書いているのは、キリスト教で言うところの全知全能の神ではないし、知恵を司る 文菩薩殊でもなく、同じ人間です。
常に締め切りが間近な新聞やニュースなどでは、思い込みや勘違いが発生してしまうのはしょうがないのではないでしょう か?
それを相互に補完し防ぐことを「3人寄らば文殊の知恵」とも言いますが。

もっとも、電車のツリ広告でよく見かけた見出し

「独占レポート!

自衛隊がアフガンで戦う日」



「ブッシュは核兵器を

使用する!!」


とか…その手の「スッパ抜き系雑誌」はバカ丸出しです(^^;

(更新日:2002年3月1日)


目次へ戻る