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What's Стрижи & Витязи?

スウィフツことストリージイ(Стрижи)の4機とロシアンナイツことルスキイェビチャジ(Русские Витязи)の5機が混成編隊を組んだ、MiG-29とSu-27の9機による夢の大編隊アエロバティックチームが、ストリージイ・イ・ルスキイェビチャジ”Стрижи” и ”Русские Витязи”です。иは英語のandの意。MiGの真中のiと同じですね。英語名は「スウィフツ & ロシアンナイツ」そのまんまの名称ですが、これは私が便宜上付けた名前なので気にしないでください(´ー`)

ストリージイ・イ・ルスキイェビチャジはエアショー時に臨時結成される混成チームで、通常ストリージイとルスキイェビチャジの展示は別個に実施されます。私の訪れたMAKS2007でも、3日間のパブリックデーのうち最終日のみ混成編隊での演技が行われました。
Su-27の5機ですら迫力ある編隊に驚いていたのに、さらにストリージイのMiG-29を4機(ストリージイの定数は6機)加えたという、なんとも絢爛豪華かつ豪快な巨大編隊は、まさしく世界有数のトレードショーであるMAKSの最終日を締めくくるに相応しい、素晴らしいチームでした。世界的に見ても戦闘機を使うチームですら珍しいのに、さらに混成ともなるとF-16とA-4を使用するシンガポールのブラックナイツ以外に例は有りません。そのブラックナイツもA-4Uの退役に伴いF-16オンリーのチームになるため、唯一無二の存在と言ってもいいでしょう。

肝心の演技自体はバレルロールやループ、旋回の繰り返しで単調極まりないものですが、性能の異なる混成編隊での機動である事を考慮するとその難易度は決して易くは無いでしょう。前半終了後は各編隊に分かれ、交互にパスを繰り返しそれぞれの展示を交互に繰り返します。
MiG-29とSu-27の9機でレッドアローズ並みの機動をやってのけたら、それはそれで蛇の目エアフォースの立場がありませんからね(^^;
良くも悪くも機体の魅力で勝負するロシアンスタイルです。

本ページ及び下位の演技写真集ではストリージイ・イ・ルスキイェビチャジの展示を紹介します。
各チーム別の演技についての情報や写真は下記リンクを参照ください。
Русские Витязи ルスキイェビチャジ(ロシアンナイツ)
Стрижи ストリージイ(スウィフツ)

使用機材 MiG-29 Su-27

Su-27とMiG-29の両戦闘機はご存知の通り、21世紀に入った現在でも近代化改修型が大量に設計され、並みのマニアではとても判別が出来ないほどのバリエーションが有りますが、不思議な事に両機ともにシルエットは極めて似ています。
それもそのはずで、ロシア中央流体力学研究所ことツアギ(TsAGI:ЦАГИ)によって得られた研究データをスホーイとミグが参照した結果であって、基本となる根の部分は同じな訳です。
しかし、MiG-29もSu-27も形状こそ似てはいるものの、理念は全く異なりその最大の差は大きさによって反映されています。

    MiG-29  Su-27  差分
 全 長  17.32m  21.94m  4.62m
 全 幅  11.36m  14.70m  3.34m
 全 高  4.73m  5.93m  1.20m

写真を見てのとおり、全長4.62m 全幅3.34mの差は編隊を組むと如実に現れます。一回りは違う大きさの両戦闘機で編隊を組む事の困難さそして、機動を行う難しさ窺い知る事ができます。

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