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イヤルエアフォース90周年 RIAT

2008年は英国空軍の設立から90周年という節目の年で、この年のRIAT、ロイヤル インターナショナル エアタトゥーdでは、例年に無い大規模なプログラムが組まれていました。
その中でも注目なのは世界中からアエロバティックチームが集結したことです。

イギリス レッドアローズ
イギリス ブルーイーグルス
フランス パトルイユ ド フランス
スイス パトルイユ スイス
ポルトガル アジャス ド ポルトガル
トルコ トゥルクイルディズラーリ (ターキッシュスターズ)
ヨルダン ロイヤルヨルダニアンファルコンズ
インド サラン
ブラジル エスカドリラ ダ フマサ (スモークスコードロン)
チリ アルコネス (ファルコンズ)
民間 ブライトリングジェットチーム

何これ!アエロバティックチーム好きを自称してるのに行かないとかありえないだろ!!
と、本来予定していたケベックエアショーでのスノーバーズとブルーエンジェルズの収集(他にサンダーバーズ、レッドアローズも参加)は諦めてRIATに予定を変更し、2006年に続く二度目の英国訪問を決意しました。

うひひひ、このページに6つも新しいチームが加わる…。と、ほくそ笑みながらRIATのその日を迎えることになります。


情!フェアフォードの悲劇

フェアフォードとはRIATが開催される英国空軍の飛行場の名前です。
7月12日土曜日、RIAT1日目の朝。レンタカーを走らせ飛行場に向うと

「Saturday Airshow Canceled」

え!?今エアショーキャンセルとか電光掲示板見えなかった?
ううん。気のせい気のせい。分からないけどきっとそう!

と、構わずに道を進むと警察官に停止を命ぜられました。
話を聞くとエアショー中止は間違いないそうです。
前日に降った大雨により駐車場が泥濘化し受け入れが出来ないためだそうです。なんてこったい。
トゥモロウは開催されるのか?と聞くとYESと答えたので、その日は泣く泣くエアショーを諦めコスフォードのRAFミュージアムに向いました。

翌日7月13日!朝からいい天気だ!今日こそ開催されるに違いない!









「Sunday Airshow Canceled」
















失意のあまり言葉が出ないとはまさにこの事でした。

4ヶ月前からホテルの予約を入れ、航空券を手配し、レンタカーを手配し、通販で地図を買い、道を調べ、旅程を考え、ン十万円の投資をし、全てはRIATのためにやってきたことが全てパーになってしまいました。
リハーサルの金曜日を含め土日と三日間も予定していれば1日は晴れるだろう。と、思ってたのですが、事実土日はフルショーができる天気でした。しかし金曜日のリハーサルの日に降った大雨で土日まで中止
になるとは思いも拠らぬ大誤算でした。

同日に別の場所で開催されていた、フライングレジェンドというそれはそれで素晴らしいエアショーを訪れたので、無収穫に終わる事は有りませんでしたが、本懐を達する事はできませんでした。

このページでは月曜日のフライアウト日に撮影したただ離陸するだけの様子をお伝えしようとおもいます。
それでも見られたのは一部のチームのみ。フルショーで見る事が出来たのはインドのサランだけでした。本当残念なエアショーになってしまいました。

ーキッシュスターズ(トゥルク・イルディズラーリ)

トゥルク・イルディズラーリ (TURK YILDIZLARI)は英語名ターキッシュスターズ (TURKISH STARS)で知られており、トルコの星達を意味するこのチームはF-5フリーダムファイターを8機も使用します。戦闘機をこれだけの数使用するのは世界中を見てもトゥルク・イルディズラーリをおいて他にありません。(ルスキイェビチャジ+ストリジィ除く)


あまりレベルの高くないアジアのチーム(ブルイン除く)の中でも例外的な存在と聞いていたので、とても楽しみにしていたのですが…。
ケベックをやめてRIATにしようと思い立った直接的な要因はこのトゥルク・イルディズラーリの参加決定だったのに。ああ残念。実に残念だ。


ファットアルバートのトルコ版!?支援用のC-130まで独自塗装とはなかなか気合が入っていますね。


国旗をモチーフにした面白いデザインですね。でも、私にはF-16に見えるのですが。(^^;
ちなみにイスラム国家の国旗によく使用される月のマークは新月です。三日月じゃないですよ。

しかし、トルコって三桁の戦闘機を保有してたり以外に空軍充実してるんですよね。トゥルクイルディズラーリも戦闘機を使っていますし。インフレとケバブとケマルしかイメージ有りませんが(笑)

ジャス ド ポルトガル

アジャスドポルトガル (Asas De Portugal)はその名の通りポルトガル空軍のチーム。
ポルトガル語で”ポルトガルの翼”を意味します。
アルファジェットが2機と少数ですが、その分接近したアクロは見応え十分…だったはずでした(ノ∀`)


2機編成なのに2機の予備と合わせて4機も持ち込むなんて。
ブルーインパルスの6機に予備+1って実は結構少ない方なんですよね。

スカドリラ ダ フマサ

ブラジル空軍のエスカドリラダフマサ(Esquadrilha da Fumaca)はポルトガル語で煙幕飛行隊を意味し、英語名スモークスコードロン(Smoke Squadron)の名も使用しています。続けて書くと何処で区切っていいのか分かり難いですが、エスカドリラ・ダ・フマサです。
使用機はエンブラエルのツカノを7機。国産機の売り込みもかけているのですね。


くそ!くそ!地球の裏側のエアショーなんて行きたくないから、収集のチャンスと思ってたのに!(つд`)
手をあげて答えてくれてますが、彼等も無念だったでしょうね…。

の他



レッドアローズ。金曜日に女王陛下の前でフライパスだけしました。
ああ、もったいないもったいない。


金曜日に到着したパトルイユ・ド・フランス。一番好きなアクロチームなのに…
なんか55周年らしくて尾翼に特別塗装が施されています。うっわーん(つд`)



パトルイユ・スイス。このチームも好きです。戦闘機を使ってますし…。



イタリア空軍のMB339。フレッチェの翼端タンクの無い339PANイメージがあったので一瞬分かりませんでした。
もしフレッチェトリコローリが参加してたら発狂してたかも(笑)





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