演技解説・写真集
What's Соколы России (Falcons of Russia)?
ソーコルィロッシィ(Соколы России
: Sokoly Rossii)は4機もしくは6機のSu-27で編成。英語名はファルコンズ
オブ ロシア(Falcons of Russia)。すなわちロシアの隼(ハヤブサ)たちという意味です。日系ロシア人のカトウスキーさんが隊長だったら加藤隼戦闘隊ですね(!?)
Соколという単語は隼という意味のほか飛行機や航空士という意味を持ちます。
まだ、新しいチームなので全く情報が有りません。ググっても無論日本語サイトは皆無ですし、英語も殆ど有りません。ロシア語は…英語に自動翻訳>日本語に…そのプロセスから得られる理解度は…察してください。
とりあえず分かった事は、私が訪れたMAKS2007では4機編成でしたが、同年5月には6機で飛行展示を行っていたという事だけでした。
ファルコンズ・オブ・ロシアことソーコルィロッシィという名前は帰国後に発売された各航空誌07年11月号に新チームと書いてあるのを見て知りました。
現地で購入したショープログラムにはSu-27が4機としか書いていませんでしたし、アナウンスのロシア語なんてナシュー!ウラー!(訳:ウリナラマンセー)しか分かりません(笑)
しかし塗装はユニークだし、即席結成にしては機動も凄いし、新チームではないのか?と思ったら案の定。航空ファンにはスシャーコフ。Jwingsにはソーコルィロッシィと、違う名前でしたが掲載されていました。
本当にできたてホヤホヤのチームであるため、航空誌によって名前が異なるほど情報が少ないのです。
とりあえず、ネットで色々と調べたところソーコルィロッシィ ファルコンズオブロシアという名称が多く使用されていたので、本ページではその名を使用しています。
ソーコルィロッシィの展示の最大の特徴はなんと言ってもエアリアルコンバットマニューバ
-空中戦闘機動です!
エネルギーマネージメント(もどき)が見られるとはまさか思いもしませんでした。Su-27による2対2のドッグファイトはベリーベリーエキサイティングでとてもハラショー!ウラー!
でも、一つ残念なのは中高生ロシア機マニアの夢、コブラ機動でオーバーシュート(笑)が無かった事。
フランカーでドッグファイトする上でこれは外せないでしょうが!26歳だって見たいもんは見たい(爆笑)
塗装もこれまた珍しくSu-27にフォルスキャノピーが描かれていますです。ひょっとしてドッグファイトのデモを行うために、それらしいものを描いてるのかな?だとしたら、ロシア空軍は本当“わかって”ますね。
フォルスキャノピーを見てこんなのに騙されるわけが無いと思われるかもしれませんが、0.5秒相手の判断を遅らせれば良いんです。0.1秒の判断の遅れが勝負を分けるかもしれないのが空中戦です。
Make your decisions promptly. It is better
to act quickly even though your tactics are
not the best.
−即決断せよ。その戦術はベストではないが、即時行動はベターである。
RAFの義足のエース“セイラー”マランの空戦10則より。
Su-27は現役の戦闘機の中で同じロシアのMiG-31に次ぎ2番目に大きな戦闘機です。
ソロ機動の凄さはもはや語る必要も無いほど世界中のファンに知れ渡っていますが、小回りが効く小型機が有利な多数機による編隊アエロバティックには向いている戦闘機では無いというのが正直なところです。
機動性に劣る大型戦闘機では技量や演技構成が重視されるアエロバティックには不向きであり、純粋にアエロバティックという観点から見ると、Su-27を使用するルスキイェビチャジよりMiG-29を使用するストリージィのほうが向いています。
しかし、ソーコルイロッシイはエアリアルコンバットマニューバーを目玉とするチームであり、ドッグファイトには強いと定評高いSu-27はこれ以上無いほどの適任と言えるでしょう。
Su-27 x 2 vs Su-27 x 2の白熱したドッグファイトは会場の興奮を上昇させます。
どうせならR-77やR-27、R-73などのAAMを装備した状態で、かつガンズキル時には空砲を発射をやってほしかった。というのは望みすぎで……すね。
演技解説・写真集