嘘と本当
「最も強力な機関砲を搭載したタンクバスターは?」
と聞かれたら、パッと思いつくのはJu-87G(37mm)やHs129等。そして現代機ならA-10サンダーボルトIIが真っ先に出てくる名前でしょう。
撃つと減速するほど強力な反動と威力をもつガトリングガンに、翼とエンジンとを付けた機体ともいえるA-10はこの文を書いている2002年5月10日を持ちまして初飛行から30周年を迎えました。
韓国の烏山基地(オーサン)に灰色の制空迷彩を施したA-10/OA-10が駐留しているため、ちょくちょくと日本の航空祭へやってくることがあります。あの遅いA-10が本州北の果て三沢にまでやってくることがあるのですから大したものです。
さて、烏山から程近い、山口県岩国基地航空祭2002で、操縦士、及び整備士の方に一つ質問を投げかけてみました。
「I heard that, when the A-10 fires the gun,
the screws of it loosens. But is it true?」
A-10が機関砲を撃つと振動でネジが緩むって聞いたことがあるのですが本当ですか?..という意味です。
この質問に対する解答は
「んなこたぁない」
…どうやら緩むという噂はガセネタのようです(笑)。
(更新日:2002年5月10日)
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