数少ない、いや唯一と言っても過言では無い純和製のジェット機T-4。
飛行教育体系に導入することにより飛行教育の近代化をはかるとともに、航空団等の訓練支援機等、補助用航空機としても使用
しております。
新遷音速翼の採用及び機体形状の洗練により、低速から高速
までの広い飛行範囲において良好な飛行特性を有しており、また、スピン訓練を
合む高度な訓練飛行にも対応できる性能を有しています。このため、飛行教育上、
初等練習機から高等練習機への移行をスムーズに行うことができます。
また、各種装備品に対する新技術の採用、点検扉の最適化及びエンジンの着脱容易化等により、すぐれた信頼性・整備性を有し、双発のエンジン、二重の油圧・操縦系統をもつ安全性に優れた機体となっております。
(以上、航空自衛隊ウェブページの写し)
ブルーインパルスの愛称である「ドルフィン」の名のとおり、どこかイルカをイメージさせる、小柄で、やさしい曲線につつまれた胴体、静かで心地よさを感じるエンジン音...等、感覚的な面においても、演技飛行隊の使用機としてはとても優れている航空機です。
ブルーインパルスの各機は以下のような役割が課せられています。
(上から見た図)
1番機 リーダー
↓ |
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#1 |
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2番機 レフトウィング→ |
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#2 |
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#3 |
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←3番機 ライトウィング |
5番機 リード・ソロ → |
#5 |
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#4 |
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#6 |
←6番機 ソロ |
↑
4番機 スロット |
1番機はリーダー。すなわち6機を統率する編隊長が搭乗します。
2番,3番,4番機は常にリーダー機に従い編隊飛行の僚機としての飛行を主として実施します。4番機は、
バーティカルキューピッド時のみ編隊を離れて「矢」を描きます。
5番,6番機はソロ飛行展示を主として実施し、2機編隊での演技を行う場合は5番機がリーダーとしての役割を担います。
また、6機のほかに、万一故障などで飛行できない機が発生した場合に備え、尾翼に数字が書かれていない予備機が用意されております。しかし、本番のエアショーにおいて予備機が飛行展示を行った事はブルーインパルスの歴史で一度もありません。