撃墜されたF-15イーグル |
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1995年11月22日午前8時38分。小松基地沖合いのG空域において小松基地303飛行隊所属F-15Jイーグルが朝っぱらからACM訓練中、誤ってAIM-9Lサイドワインダーを発射してしまいウィングマンを撃墜してしまうという事故がありました。 原因は当初何かしらの理由による「暴発」であるとパイロットの証言があったため、暴発と発表されました。しかし数日後にそのパイロットは嘘の証言をしていたことが判明し、本当の原因はマスターアームスイッチ(安全装置)がARMに入っており、いつでもミサイルが発射可能な状態であったことに気が付かずに発射ボタンを押してしまったためだそうです。 幸いにも被撃墜機のパイロットはサイドワインダーが命中する前に脱出し後に救助されました。 誰から聞いた話かは忘れましたが…ミサイルの一部を作ってる工場のオヤジさんは「ウチで作ったミサイルシーカーちゃんと動いたんか〜よかった〜よかった〜。」と言ったそうな。 さて、その撃墜され海に沈んだF-15イーグルは引き上げられました。 とあるちょっと規模の大きいゲームセンター(小さな遊園地ってとこか?)になぜか展示してあります。 いえ、正確に言うと展示ではなく転がってます。 (写真クリックで拡大) 自衛隊の主力インターセプターであるF-15イーグルがこんなところに無造作に置いてあるのは…(^^; しかもただのイーグルではなく世界で唯一撃墜された自衛隊のF-15イーグルといういわくつきの機体が…いったいどうやって入手したんでしょう?謎が深まるばかりです。
なおF-104も大量に放置されています。 さて、この美しいF-104スターファイター戦闘機697号機の現役バリバリで、日本の戦闘機ファン憧れであったころの写真。1980年7月の沖縄で撮影されたものです。 「この世をば我が世とぞ思ふ望月のかけたる事も無しと思へば」 ↓ そして21年後の2001年。今や「過去の栄光」を少しも感じられない状態で公道に放置されているF-104Jスターファイター697号機…… 「一度生を得て滅せぬ者はあるべしや」 ボロボロになった戦闘機を見るとなんか悲しくなります。いずれF-1やF-4EJもここに転がるようになるのでしょうか…… F-104J697号機の在りし日の写真はあほやさんのコントレールより転載させていただきました。ありがとうございます。 |