百里基地航空祭2010

鷲の巣から幽霊屋敷に変わり二度目にして、2009年航空祭2005年航空観閲式、そして悪夢の2004年航空祭以来四度目の百里基地航空祭へ行って参りました。大渋滞で有名な百里基地ですから本当はあまり行きたくないのですが、F-4もあと5年程度でリタイアですから、今のうちにせっせと足を運んで楽しんでおきたい気持ちが上回りました。
天気予報では晴れ、実際決して悪いとは言えない天気で真夏の陽気に恵まれましたが、残念なことに霞みがかかっており、撮影するにはあまりよろしくないコンディションでした。
そのせいでシャープさに欠けます...
幸いにも飛行展示は滞りなく行われましたが、ブルーインパルスは編隊パスだけで終わるという残念な結果となりました。
今回、ウチのお母ちゃんがTV番組(SMAPの木村拓哉さんが5番機に搭乗した)の影響で「ブルーインパルス」を見たい!と言うので、十数年ぶりに親子で出かけた(どんだけ親不孝してるんだ)のですが、フルショーを見せてあげることが出来無かったことだけが心残りでした。


日本の航空祭は、こういう大編隊パスするのがステキ。


霞み掛かった高い湿度はベイパーを大量発生させ、写真のシャープさと引き替えに素晴らしい「羽衣」を航空機に着せました。
これぞ、日本の真夏のエアショー! 乾燥したヨーロッパじゃあこうはいきません。


この写真、ダイバーターからもベイパーが出てますね。


302飛行隊のファントムには、往年の戦闘機マンガ「ファントム無頼」の塗装が施されました。
オジロワシの巨大なマーキングがえらく邪魔してます...(笑)


ともかく、ファントムじいさん頑張った。若いモンにゃまだまだ負けんわい。という声が聞こえたようです。


そう思ってたら若いモンに邪魔された。


自衛隊は憲法違反。 これ手前に植樹して見えなくしたんですってね


いつもの救難展示。UH-60の無茶っぷりが目立ちました。



続いてイーグル登場。お約束のハイレートクライムに入るも、またもF-2に邪魔される;;


タッチアンドゴー後の低空での機動にドギモを抜かれる。


惜しげもなく背中をパックリ見せます。イーグルカッコイイ!(・∀・)


どうもファントムのスピード感ある機動の迫力に負けてる感が否めません。ベイパーもそこそこでした。


自衛隊にもソロデモチームが欲しい。


間を縫って離着陸したスカイマークの神戸便。
エアショー期間中この一便しか飛んできませんでした。 一時期、航空祭や観閲式で定期運行が出来ないため撤退するという発表がありましたが、
数倍も便数が多い小松ですら普通に運行されているというのに、何だったんでしょうね。当初私は難癖付けて茨城空港から撤退したいのかと思いました。
しかしすぐに取り消されましたから、恐らく自衛隊側が一日ぐらい良いだろうという「お役所的発想」を言い放った事に反発したんじゃないかと考えています。
根拠はありません。


自衛隊はいい加減、この最前列に飛行機を並べる配置をあらためるべき。



RF TACTICAL RECONNAISSANCE GROUP SINCE 1961
午後からは偵察航空隊のRF-4登場。

 
逆光になります。元々濃いめの色のRF-4ですから真っ黒。
だが、それもまたファントムさんの魅力を倍加させます(*´Д`*)


ともかく、もうジャンジャンバリバリ出るわ出るわ。
ただ、パターン化された機動が多く、似たようなアングルばかりです。もうちょっと見せ方のバリエーションを増やして欲しい。


お爺ちゃん、もうやめて!!体バラバラになっちゃう!


最後に真打ち登場。


ブルーインパルスの前に突然救難隊がスクランブル発進しました。
通常、捜索救難は海上保安庁や県の防災ヘリが担当し、これらのヘリコプターが対応不可能な場合にのみ、最後に高性能なUH-60が出動します。
ですから、よっぽどのことが起きたとはすぐに分かりましたが(そのうえUHが2機発進です)、まさか埼玉県の防災ヘリが墜落し5名も死亡てたとは思いもよりませんでした。
5月に北宇都宮基地で行われた航空祭でも県の防災ヘリがスクランブル発進するのを見たので、今年二度目です。珍しいこともあるもんだ。


ブルーインパルスは残念ながら編隊パスと数回のソロ機動で終了してしまいました。
ウチのお母ちゃんカワイソ。

ウォークダウン中に6番機がアボート。予備機出動とあいなりました。
予備機が飛行展示を行うのを初めて見ました。




MASDF