市民団体デモの尻拭い
今回は横須賀に生まれ、横須賀に育ち、横須賀に50年暮らす私の知り合い(ていうか上司)から聞いた話を元にしています。航空機とは全く関係ありませんが、戦闘機基地の訴訟について考えるシリーズの番外編として掲載します。
米海軍基地に空母などが帰港したり、何かしら米軍に動きがあると市外や、県外から多くの市民団体の人たちがあつまり、基地の前の国道や臨海公園でデモが行われるのだけど、交通規制や警備なんやらで、規模が大きい集会になると地元の警察署の機動隊だけでは対応が不可能になる。
そのため、所轄外から応援を呼び、対応にあたっているのだけど、この機動隊の連中は待遇がとても良くて昼飯には1500円の高級弁当が支給されており、それは全て地元の警察署の予算で賄われている。
地元の機動隊なら問題ないのだけど、外の機動隊の人件費から足代、食費に至るまで賄わなくてはならないのだから、地元の警察署にとってみれば厄介極まりない。
だから、市民団体の集会が行われる前後になると、必ず駐車禁止や速度違反取締りが一斉に行われる。財源を確保しないとやりくりできなくなるから。
他所から来た連中を警護するために他所から警察官を応援に呼び、その負担は地元にのしかかるんだから、冗談じゃない。
…だそうです。
だからどうというわけではありませんが、面白い話でしたので紹介してみました。
ちなみに海軍基地前の国道16号線は横浜・東京方面に続く唯一の幹線道路であるため結構交通量が多く、デモが行われると決まって大渋滞を引き起こします。
私はその渋滞に一度巻き込まれました。