嘉手納飛行場〜香港国際空港
〜第三章 二つの中国〜
中国→ベトナム→カンボジア→タイ
予定飛行時間:2時間20分
実際飛行時間:定刻到着
飛行時刻 :0800〜1020(中国標準時)
実際飛行時刻:0800〜1020(中国標準時)
飛行距離 :945海里(1770Km)
巡航速度 :320kt(600Km/h)
燃料消費 :3900ガロン(50%)
天候 :快晴(雲量1/2 高度15000ft 雲量8/2 高度30000ft)
風 :軽い変風
・ブリーフィング
嘉あ〜、どうしよみるべきところがあんまり無いんだよねぇ、開発者がアジアは手抜きして作ってるから、、、それはそうとして、今回は香港からタイ王国の首都バンコクへ飛ぶ経路。天候、風、視界良好。フライトプランは次の通り。
・フライト
滑走路のエンドに陣取り、フラップ一段階下げて離陸の許可を待つ。「クリアードフォーテイクオフ」ゆっくりスロットルを上げ、ブレーキリリース。N1計96%P−3Cの軽快な機体が空に舞いあがった。
ギアアップ.....フラップアップ。順調に上昇をはじめた。2500ft/mの上昇率を保ちながら右旋回し、東へ向かう。右舷下方には美しい香港の風景が先日に続き楽しめる。
320kt、22000ftに近づいたのでレベルオフ、オートパイロットに移行した。あとはただバンコクまで時間をつぶすだけである。ここでP−3Cについて少しだけ触れておく。
ロッキード・川崎P−3Cオライオンは対潜哨戒機、主要な任務は潜水艦の捜索及び撃沈。またAGM−88ハープ−ン対艦ミサイルも装備でき、対艦任務も可能となっている。99年では北朝鮮の不審船に対して威嚇のために爆弾を投下した。自衛隊が武器を使用したのはこれがはじめて。対潜哨戒機といっても今の日本では海難捜索機という名称の方が有っているような気がする。どちらの場合でも、使われないに越した事は無いだろう。
巡航、今日の天気。
四回目にもなると全くもって暇なので、ちょいと冒険して見る事にした。P−3Cでバレルロールを行なって見る事にする。(爆)オートパイロットをオフにし、念のため高度30000ftまで上げスロットルを最大まで押し倒した。機首を15度程度にし最初は軽くバレルロールを、、、右いっぱいに操縦桿をたおす!速度が速いのもあって、操縦桿からかなりの抵抗を受ける。そのまま屈服させP−3Cは急激に高度を落しながら右ロールを続ける。天地がひっくり返った。
機首がどんどん下へ向き、高度も下がる操縦桿を上いっぱいに押し倒して機種を上向きにしようとするが、失速の赤い文字に警告音が鳴り響く。やっと270度ロールが終了し、P−3Cはなおも落下する。ようやく通常のバンク角に戻り、同時に操縦桿を手前いっぱいに引く、引き過ぎだ。またもや失速の赤い文字に警告音、翼を水平に保つため、フラップを下げ失速を防ぐ。しかし、スロットル最大のままでやったので制限速度オーバー、警告音がコックピットに響き渡る。数秒後ようやく水平飛行に移った。フラップを上げ、何事も無かったかのように巡行飛行を続ける…どれもこれも景色が粗末でやったことである。P−3Cよ、怨むなら僕ではなくFS98開発者を怨め(笑)そう言えばオプションで、過大な荷重がかかると航空機が空中分解する設定をONにしておいたのを忘れていた。よくもまぁ壊れなかったなぁ、と思いつつバレルロールはやめる事にした。
南シナ海にて踊る。実は簡単に出来た。
最後のコラートVORを通過しバンコクへ向かう準備が整った。そう言えば、この辺りはコカの葉の生産が盛んらしい、コカ=コカインとしか思い浮かばぬ私。マフィアに睨まれぬよう祈る。
バンコク国際空港ATIS「使用滑走路は21R天候曇り、風軽い変風、ローカライザー周波数は109.30管制官と交信する際はαを入手済みである事を伝えてください。」と、まぁこんな感じの空港情報を聞き、徐々にスロットルを絞り毎分1000ftで降下。空港までの飛行時間はあと10分もかからない、ILS周波数を先ほど聞いた109.30にセットし、管制官へ着陸許可を要請する。「P−3C着陸を許可します。」ILSをインターセプトし、いつも通りフラップを20度、ギアを下げる。もう、何度もやった事の繰り返しだ、ローカライザーにグライドスロープを細かく修正し、130ktに保ちフラップをフルダウン、滑走路が目前に迫りフレアをかけて降下率を下げる。
50.40.30.20.10...ダウン
ゆっくりタッチダウン。キュンと音がして、操縦桿をそのまま引いたまま自然に前輪が接地するのを待つ。前輪が接地し、逆噴射をかけ減速、ブレーキも適用。タキシングロードへ向かい、バンコク国際空港のエプロンで駐機し、トムヤンクンを食べに街へ繰り出した。
ちょっとよれてます。
・デブリーフィング
やってはいけない事をしてしまったのは体を流れるファイターパイロットとしての血がそうさせてしまったのだ…次はパワーダイブにでも挑戦しようかと思う(爆)
その他は特に変わった事が無い暇なフライトだった。アジアの国でまともに作られているのははっきり言って日本だけだ。空港数が三万にもなったFS2000で、どのようになっているかが楽しみ。