対馬空港〜嘉手納飛行場
〜二章 沖縄編〜
予定飛行時間:二時間
実際飛行時間:一時間五八分
飛行時刻 :0840〜1040
実際飛行時刻:0840〜1038
飛行距離 :548海里(1000Km)
巡航速度 :250kt(470Km/h)
燃料消費 :1300ガロン(17%)
天候 :快晴(雲量〇)
風 :無風
・ブリーフィング
...予定では対馬から中国沿岸東シナ海海上にウェイポイントをとり、香港まで飛行するはずだったのだが、予想フライト時間が四時間を越えており、とてもじゃないがそんな時間が無いので中国のどこかの空港に泊まり、次のフライトで香港を目指すという計画を立てた。しかしだ、FS98の中国には空港が全くと言っていいほど無い!しょうがないので奄美沖縄諸島を飛ぶことにした。予定航路は上図の通り、対馬空港から沖縄本島嘉手納米空軍基地までの約500Km2時間のフライトだ。
対馬〜沖縄までの西日本の天候は雲ひとつ無い晴天との予報があり、美しき海を渡るには抜群の天候、若干視界に制限こそあるが、前日に引き続き飛ぶには絶好の環境だ。(もっとも天候設定はユーザーの自由だが、、、)
・フライト
フラップを1段階下げ、ブレーキを解除しスロットルをゆっくりと離陸出力N1(タービン回転計)97%まで上げる、徐々に振動が強くなり速度も上昇していく、そして離陸!振動が消え、空の滑らかな感触が手に取るように分かる、フォースフィードバックプロの最大の利点だ、さすが高い金出しただけ有る。
2000F/mで上昇に移り、ギアとフラップを格納し、一路嘉手納に向かい飛び立った。
対馬空港を飛び立つP−3C、今日も無事にたどり着けるか?
速度も増し、安定した上昇を見せはじめナガサキVORへと向かう、、、しばらくは昨日の航路を逆戻りだ。昨日鹿児島まで飛んでいれば、と若干後悔する。今日は16000ftのレベルオフまで操縦桿を握ろうと思う。1000ft/mでゆっくり上昇しながら海を渡り、あっという間に水平飛行地点長崎上空まで飛んでしまった。
ゆっくり飛んでるつもりでも500Km/h近く出てるのだから早いはずである。
レベルオフ、ナガサキVOR通過中のP−3C
上のアングルで長崎市を見ると小男だか巨漢だか原爆を落としてみたくなるのはボクだけだろうか???危険人物的発想だ(笑)空港が二つ見えるが、大きい方の空港は出島みたいになっているところから長崎っぽさが匂って来る。やはり外国人は出島でシャットアウト?(ンなわけない!)
さてさて、水平飛行に移ったのでオートパイロットをONにして休憩に入る。5000m上空で優雅に朝食を取るためを取りにコックピットから離れた。
...............朝食を素早く食べコックピットに戻ると桜島が見えはじめていた、活火山ながら今日の桜島は穏やからしく、鹿児島の代名詞火山灰が全く見られなかった。もっとも住民にとっては迷惑この上ないだろうが、、、とうとう九州の最南端を通過し日本四島と別れを告げた。
タネガシマVOR通過中に種子島宇宙センターを発見!H1ロケットあるのかな?ここで一句、
「種子島 むかし鉄砲 いま宇宙」、、、時代の最先端を行く島だなぁ。
この後は、、、海ばっか!たまに島も見えるがず〜っと海で、書く事が無い、、、あと半分行程が残っている、、、とりあえずウェブサーフィンにでも出かける事にした。(おぃ)
海ばっか
そうしているうちに、降下が始まり最後のウェイポイントを通過、嘉手納にダイレクトアプローチする態勢が整っていた。
最後のウェイポイントから滑走路延長上に乗るP−3C
沖縄本島が目前。
オートパイロットをオフ、直線進入方式なので規定降下率1000f/mで飛行するだけである。早めにファイナルアプローチに入ったためILSをとらえるのにかなりの時間がががった。ILSをようやく捕らえ若干のずれを修正し正しい進入位置を守るため高度はスロットルの上げ下げ、速度は機種の上げ下げで調節し基本に忠実に進入、フラップを1段階下げ、さらに降下、着陸速度(実際が分からないので120ktぐらいにしてる)に近づいてフラップフルダウンしギアも下げる。
500f/m、ワンハンドレッド、フィフティー、サーティー、テン、、、「キュン」音と共に衝撃が手に伝わる。後輪が接地したようだ。スロットルをアイドルに戻すとゆっくりと機種が下がり前輪も音を立てて接地する。ブレーキ適用、減速。タキシングロードを走行し適当な場所で停止した。
着陸寸前、何気なくベストショット。
・デブリーフィング
実は着陸の時にフレアをかけすぎてタッチダウンが遅れたため、滑走路をめいいっぱいつかってやっと停止した。う〜ん、大型機での着陸に難有りだなぁ、以前着陸訓練で逆噴射やったら瞬間的に停止したけどそのあと前輪がバウンドしてしまいとんでもない状態に、、、逆噴射もほどほどに使うか、、、
さらにもうひとつ、嘉手納にアプローチした方向はILSこそあるが普段と逆方向に着陸してしまったらしい。前もって現地調査が必要かも、これからは飛行前に着陸予定空港をきっちりと調査しておかないと、、、今回は嘉手納の存在を知ってたから大規模滑走路に着陸する事が出来たけど、国外になるとそうは出来ないから。行って見たら数百mしかなかったなんてシャレにならん。
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