羽田空港〜対馬空港
〜序章 日本編〜
予定飛行時間:二時間三〇分
実際飛行時間:二時間四五分
日本時間 :1200〜1445
飛行距離 :575海里(1100Km)
巡航速度 :250kt(470Km/h)
燃料消費 :1200ガロン
天候 :快晴(雲量8/2)
風 :無風
↑ちょとメモとるの忘れたので一部は誤差有り。次回からは詳細まで書きます。
予定航路図
東海道山陽新幹線のほぼ上空を飛ぶフライト、落石はございませんぜひご同乗ください。
しかし、目的地上空で落下傘降下してくださいね(笑)
・発進!
羽田空港ランウェイ15、海上自衛隊のロゴが入ったP−3C、暖機運転も終了しNAVIをキサラヅNDB
200Mhzにセットする、ブレーキリリースし勇んでスロットルレバーを最大まで押し倒す。
徐々にスピードが上がりV1に近づく、が!「フラップ下げてない!」いそいで1段階下げてV1ローテーション。
フラップが下がってなくとも離陸に支障は無いが最初からこれだ、、、やれやれ
羽田を飛び立つ愛機P−3C、ホントに世界一周できるのか??
・巡航
ちゃんとフラップを下げギアを上げ250ktに増速、1000F/Mでのゆったりとした上昇に移ってオートパイロットをON、しばらくは暇なフライトが続く、、、ちなみに今回は1倍速のリアルタイムフライトをするため世界一周にはとんでもない時間がかかると思う、いつ終わるかもしれない旅にちょっと不安。
こうしている間にも最初のウェイポイントキサラヅNDBを難なく通過、ヤイヅVORへPー3Cの機種を向けた、オートパイロットだと楽で良いなぁ、以前WW2機サンダーボルトでロンドン〜パリ飛行した時はオートパイロットなどあるはずもなく、操縦桿握りっぱなしでとんでもない苦労した覚えが、、、しかも迷子になり結局目的地に到着する事が出来なかったと言う悲劇が有った。今回は航法装置、オートパイロット付きの大型ターボプロップ機、これで迷子になるはずも無い!と、言うわけであっという間に相模湾上空に達し富士山がみえはじめた、しばらくは富士山撮影で楽しむことができて暇なオートパイロットから開放された。
伊豆半島の付け根辺りで撮影した秋の富士山、やっぱきれいやわぁ
富士山頂とほぼ同高度の13000ftで撮影。
濃尾平野が広がり木曽川が流れる。
やけに風景が綺麗になったのは衛星写真のため。Xな方法で手に入れインストール
琵琶湖南湖。オオツNDB通過し、イタミVORに向かうため旋回に入った。
名所めぐりで楽しみながら、近畿地方も通過し半ば終了し中国地方に入る。
ちなみに巡航15000ft、250ktで飛行。雲も少なく視界良好、抜群の飛行環境!
瀬戸内海沿岸を優雅に飛行する、地上から世界周回飛行を応援する声が聞こえてきそうだ。
ターボプロップの心地よい音が続く中、山口宇部VORから本州に別れを告げ、福岡VOR目指し九州に入った。
ちゃんと橋がかかっている。サムネールじゃ見にくいかな?
福岡を目前にし、対馬空港に降り立つため少しずつ高度を落し始めた。そして右旋回を数十秒行い海へ、、、あとは直進ながら高度を落せば対馬空港。その昔、遣隋遣唐船が眼下の海を渡っていた頃、空を飛び瞬間的に海を越える事が出来る時代など想像すらつかなかっただろう。
順調に降下していき、オートパイロットをオフにし、手動操縦に切り替える。ILS周波数もセットし着陸体制に入る。
目の前には滑走路。ここで油断は出来ない。
ILSマーカーをにらみつつ目視で滑走路にあわせ、タッチダウン!ナイスランディング!文句のつけようの無い綺麗な着陸に我ながら惚れ惚れしてしまった。エンジンをアイドルにし、ブレーキをかけ減速し滑走路の外、タワーの下に停止した。
デブリーフィング
思えばまだ国内からも出てないんだよなぁ、、、次回目標は香港国際空港か、、、着陸できるか??