[1:5] 戦車無用論について
1 ナマエ:ロケット 2004/07/28(水) 14:40 [MSIE5.5/Windows98]
最近ヘリコプターの本を読んだときに書いてあったのですが、
「攻撃ヘリコプターがいるから戦車は、いらない。」(戦車無用論)
という人たちが軍のなかにいると書いてありましたが、
みなさんはどう思いますか、
よかったら書きこんでください。

2 ナマエ:phoenix 2004/07/28(水) 15:50 [MSIE6.0/WindowsXP]
戦車が無ければ無いでそれなりの苦労もありそうな感じがしますけどね(^^;)
攻撃ヘリも万能じゃないので。
それに空からだけじゃなくて、地上からも敵の戦車陣を攻撃すれば
効果もより大きいかと。

3 ナマエ:ロケット 2004/07/28(水) 20:09 [MSIE5.5/Windows98]
そうでしょうね、アフガニスタン紛争のときも、
ソ連軍のヘリがアメリカが流した個人携行対空ミサイルに
よって相当撃ち落とされているので
市街戦やジャングル戦では戦車が有利でしょうね、
だけどそういう場合は攻撃機の爆弾で一気にぶっ飛ばせばいいと思いますが。
あと、訂正です
○戦車不要論
×戦車無用論
申し訳ありませんでしたこれから間違えないようにします。





4 ナマエ:タカ1等海佐 2004/07/28(水) 21:14 [Netscape7.1/WindowsXP]
実際の所対戦車ヘリが有効かどうかは地形に左右される場合が多いと思われます
ヨーロッパなどの颯爽とした大地なら対戦車ヘリは有用ですが
しかし例えば日本だった場合、起伏が激しく隠れられる場所も多い地域では
目標視認が自然と近距離となりヨーロッパと比べるとあまり有用ではありません。
また対戦車ヘリでは機動性・攻撃能力では戦車を圧倒できますが、
戦車の地域制圧能力及び続戦闘継続能力・天候能力ではヘリを圧倒しています。

また戦車がなくなれば対戦車ヘリも不要になるわけで、戦車が脅威だから
対戦車ヘリが開発されたことを考えれば、戦車が陸上戦闘では脅威には違いないと思います。(これは対戦車ミサイル等にもいえること)
また先のイラク戦争でもイラク機甲師団を攻撃したAH−64Dがイラク軍対空砲により
攻撃部隊(30機)のほとんどが被弾(そのうち1機墜落・1機着陸時に大破)した他
無事帰還した機体の内修理に12機(4日以内)15機(1週間以内) 2機(30日以内)の被害を受けています。
それに対しての戦果は装甲車両6・トラック3両撃破
といったところで、逆にこれはいかに強力な防御を施しても航空機の貧弱性
が完全にはなくならないことと、対空砲火等による有効な防御戦闘を行えば
それなりに戦車も戦闘を有利に展開できることを示していると思われます。
用は兵器とはいかにその戦局に合った兵器を投入し、またはその弱点を
どうやってカバーしていくかといった問題ではないかと思います。

5 ナマエ:ぐり 2004/07/29(木) 14:19 [MSIE6.0/Windows2000]
>攻撃機の爆弾で一気にぶっ飛ばせばいいと思いますが。

MBTのようにあつい装甲をもった車両に対しての航空攻撃は、爆風および破片効果だけでは破壊することは極めて難しく、直撃が求められます。
また、爆弾はロケット弾同様、車両を狙ってもまずあたりません。
湾岸戦争でも、対戦車クラスター爆弾を含む無誘導爆弾はほとんど戦果をあげられませんでした。

逆にLGBなどは高い命中率を実証しましたが、イラク軍はバルーンによる囮などをうまく利用した上、
アメリカ軍はすでに破壊されている車両に対しても何度も攻撃を加えるなど、命中率に比べ実際の戦果は
大きく劣るようです。FLIRがあたりまえになった現代でも、航空機からの地上目標識別は大きな課題となっています。

戦闘ヘリが結構損害をこうむっているという話があがりましたが、湾岸戦争のA-10も同様でした。
地対空火器の少ない部隊に対しては高い戦果と生存性を誇りましたが、大統領警護隊のような
地対空装備も士気も充実した精鋭部隊に対しては、A-10は無力であり、ほぼ同時に2機が撃墜されたことすらあります。

J-STARSやFACから「丸見え」の砂漠のイラクですらこの状況ですので、
ジャングルなど地上に大きく有利に働く地形において、「爆弾でぶっ飛ばす」ことがどれだけ有効性を持つのかは想像に難くありません。

ゲームのように目標がレーダー画面にうつり、確実に識別して攻撃ができ、破壊されたかを確認することは現実において不可能です。


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