台湾 国立科学工芸博物館+高雄軍港クルーズ+軍人忠霊祠
岡山の中華民国空軍軍史館を見学後、西部幹線を南下し高雄の軍事スポットを見て回りました。
高雄に到着後はタクシーで移動しました。連れの二人と計3人の割り勘だったので、とても安くあがりました。
■国立科学工芸博物館
最初に向かったのは国立科学工芸博物館。ここには三菱重工で生産されたF-104Jが展示されています。
本機は三菱重工製においてF-104Jとして生産されましたが、米国からの貸与分として代わりに返納され、その後台湾へと渡りました。
本館は科学技術の総合博物館で航空宇宙技術に限らず様々な分野の展示があり、とっても広いです(何階だったかは忘れてしまいました)。
その他エンジンや、ロケット、ミサイルのモックアップ、体験ゲームなども展示されていますが、本当に「何も知らない人向け」に航空の基礎の基礎の基礎を伝えるだけのもので、飛行機マニアがわざわざ行くような場所では有りませんでした。
実機の展示もF-104だけです。あんまりお勧めできません。
エアショーが中止になってなければ行きませんでした(つд`;)
■高雄港クルーズ
次は高雄港を一周する遊覧船に乗船しました。なんか、台湾海軍の船が見られるとかなんとか。
乗船時間待ちまでの間、近くの店で緑茶と書いてルーサーと読む冷たいお茶を飲んだのですが、これがゲロマズ。砂糖が入ってるのか酷く甘いのですが、今まで飲んだお茶の中で一番不味かった。がーっと胃の中に無理矢理納めました;;
「の」だけひらがなの不思議な船。「何々の何々〜」という表現が台湾では流行ってるんですって。
にっぽんブルー。 何が言いたいんだか不明。
そんなこんなで出航です。乗船料は300元ぐらい。忘れた。
行政院 海岸巡防署 海洋巡防総局 どれが上位組織で下部組織なのか分からん巡視船(っていうのかな?)
左写真の右はしに写ってる高いビルは、「高雄85ビル」で378mの高さがあります。
ちなみに横浜のランドマークタワーは300m。負けた...。
お、軍艦が見えてきたー。基隆(キールン)級駆逐艦。
米海軍のキッド級を退役後に購入したもので、本艦は3番艦のUSSスコットでした。
帝政イランが発注する>革命でやっぱ売れない>仕方がないから米海軍が使う>台湾に売られる
という流れで、2005年に就役したばかりのようです。
同基隆(キールン)級駆逐艦3番艦の左営(ツォイェン)。
元々USSキッドでしたが、なぜか3番艦に格下げとなりました。
今時連装砲(笑)
このあたりはドッグや造船所が並んでおり、スクラップ待ちのようです。
左の2隻はギアリング級 右のはアレン・M・サムナー級。第二次大戦世代だそうで、道理で古くさいわけです。
でも中身はスタンダードを搭載してたりとか近代化改修されてました(当たり前か)。
で、中身はごっそりノックス級フリゲートに載せ替えて今も使ってるとか。
アレン・M・サムナー級の主砲でしょうか。船の博物館の手前に飾ってありました。
先ほどと同じギアリング級とアレン・M・サムナー級。復路の頃には日も傾き、すっかり空も色づいてきました。
再び基隆。
FACG-60ミサイル艇と、揚陸艦「忠訓」
えー、忠訓は大陸時代に取得した揚陸艦だそうです。どんだけ物持ちが良いんだこの国の海軍は。
で、こちらが輸送艦 「雲峰」と、「新康」。
ところで、連れの二人は右舷に左舷に飛び回ってたようですが、私はもう台湾海軍の船なんてどーでもよかったので、腰掛けながらサービスのクッキーを食べながら、クルージングを楽しんでいました。
空軍軍史館では、「愛が違うんだろうな」とか、二人の2倍の時間を掛けて見ていたのとは一転してしまいました。
いやね、気温32度、湿度80%で動き回りたくないでしょ?><
(と、空軍軍史館では二人ともそう思ってたに違いない。)
おまけ。高雄港の引き込み線を自転車道化したみたい。
信号青と同時に走り出す。なんか中国っぽい(台湾だけど)
■高雄県 軍人忠霊祠
すっかり暗くなって参りました。高雄の軍人忠霊祠にも行って参りました。
目の前に高雄県立澄清湖棒球場という、台湾プロ野球のLa
Newベアーズというチームの本拠地があります。
スルメイカことナイキ。
幸いにもナイターゲーム中で、照明が強く写真撮影の助けになりました。
応援歌が球場全体を包み込み、日本のプロ野球にどこか似てますね。
F-104D。 シャッター速度一桁で切ってます...。
実際の暗さはこのくらい。
M24チャーフィー。照明のおかげでまるで昼間のようです。
M116 75mm山砲。
盧山 駆逐艦のスクリューと錨。1943年に進水したUSSブレスマンで、硫黄島の戦いにも参加しました。
■おまけ
軍人忠霊祠見学後は高雄の六合夜市で食事をしました。
なんというか、東アジア特有の「クスリ臭さ」があたり一面に漂っていました。
左:骨付き牛肉を煮込んだスープ。名前忘れた。
中:マンゴーのかき氷。暑さがすーっと引いていくようでした。
右:胡椒餅。自分的大ヒット。ちょっとピリリと来るけど、とっても美味しい。売り子の女の子が可愛かった。
さすがにこれは(苦笑)
宿泊した台南のホテルにあった避難経路図。
「空襲」ですって。 さすが、いつ「共匪」と戦争になってもおかしくない国です。
在来線のゲージは狭軌を使っているようです。たぶん日本時代の名残でしょうね。
戦後もD51などを発注し、走らせてた見たいです。
高速鉄道台南駅。日本じゃないんですよ?ここ(笑)
エコなんて無駄無駄無駄無駄ああああああ!!(桃園国際空港)
日本人が27度にセットしても、台湾なんか20度未満にしちゃうもんね!!