2004年入間基地航空祭

入間航空祭は、過去もてぎアエロバティックスと重なるなど行くチャンスが無く、また展示の主流がT-4やC-1と言った魅力の無い(失礼!)機ですので、敬遠していました。
しかし、今年は静浜(雨)、火力演習(雨)、小松(天気予報雨で行かず)、百里(サンダーバーズ来日も雨)、浜松(サンダーバーズ来日も雨)と、散々な結果に終わっていたのと、去年のアエロバティックスで起きた事故故か今年は開催されなかったため、入間に行くことを決意しました。
当日早朝の天気は曇りだったものの、9時ごろからは徐々に回復し、悪くは無い状況になりました。しかし、晴れてはいてもモヤがかかりやや視界の悪い、決して最高とはいえませんでした。

また、1週間ほど前におこった新潟中越地震の影響により、航空祭自体の規模が縮小されていたようです。開催されただけでも良かったと思うべきかもしれません。


T-4


全体的にギアをおろした低速での編隊飛行が多く、正直言いますと迫力に欠けました。たまにソロ機が高速で急旋回やフライバイを見せましたが、せいぜい1〜2回程度であり、あまり面白いものではありませんでした。



C-1


C-1による重厚な編隊飛行や、軽快な運動性を見せてくれました。
しかし、この次点ではあまり天候は優れておらず、予行では5機による編隊も行われたそうですが、3機のみが展示を行いました。
第一空挺団の降下では、周りは歓声に包まれました。ブルーインパルスを除き、この航空祭一番の見せ場でした。

YS-11

YS-11と同時にU-4やU-125の飛行も行われました。
でも、やはりこういう性格の機ですから...あまり絵になる写真は撮れませんでした(腕のせいも有る)


UH-60

UH-60は、CH-47と並び今、最もテレビに映っているであろう自衛隊機でしょう。
レスキューミッションの展示を行いましたが、機動飛行と呼べるようなものは行われませんでした。


CH-47

CH-47は、機動飛行はとても充実しておりましたが、逆に車両の吊り下げといったプログラムに書かれていた展示は行われませんでした。
やはり地震による影響でしょうか。



ブルーインパルス




さぁ、ブルーインパルスです!!今日はブルーインパルスのために入間に来たのですから!
幸い、ブルーの展示飛行中は一日を通じて最も天候が良かった時間帯であり、とても楽しむことができました。
事故やらテロやら悪天候やらに見舞われ、私にとっては実に4年半ぶりの6機フルによる第一区分です!!
...しかし.........。

なんという事でしょう。リーダー機のスモーク装置が故障したらしく、「さくら」「上向き空中開花」「スタークロス」といったスモークの軌跡がメインとなる展示は急遽中止されてしまいました。
4年半待ったのに...完全なショーを見ることができるのはまだまだ先になりそうです。

ブルーインパルスの演技ごとの写真は、MASDFのブルーインパルス特集をどうぞ。




さて、ブルーインパルスも終わった後は、航空祭恒例「蛍の光」のBGMによる帰投機によるバイバイフライトです。
「本日のプログラムは全て終了いたしました。お気をつけてお帰りください。」と、アナウンスがありますが、

知ったこっちゃありません。

ブルーインパルス

何気に予備機が飛行するのをみるのは初めてでした。


F-15

ハイレートクライムGoodjobヽ(゜∀゜)ノ


F-2


ハイレートクライムExcellentヽ(゜∀゜)ノ


入間は通勤列車並の混雑さと聞いておりましたが、朝には運良く確保できた前列を最後まで維持するためにメシ・飲み物抜き、トイレ抜き、最後にF-2が飛び立つまで全てを犠牲にしました。その甲斐あって、人の頭で写真が切れることなく、混雑さを意識することなく快適に撮影に専念することができました。地上展示機の撮影も全て諦めました。


正直、モヤと地震の影響か、

某A氏曰く「入間は優勝の決定した消化試合」
な感じは拭えませんでしたが、私的には雨で敗北続きであったのを断ち切ったことに大きな意義を感じることのできる内容でした。


なお、次回出撃予定は12月の新田原基地です。次ぎも晴れると良いのですが...。


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