■2014年 プレーン・オブ・フェイム エアショー チノ飛行場 Plane of Fame Airshow Chino

2013年、チノのプレーン・オブ・フェイムから零戦が来日しました。日本機をして「来日」というのもなんとも妙ですが、100万以上もの見学者をあつめたとのことなので、見に行った方も少なく無いと思います。かくいう私も所沢へ見学に行きました。エンジン始動+地上走行した際の様子は、拙著「すべてがわかる零戦入門」にカラーでレポートを載せていますので、ぜひお買い求めいただければと思うのですが、

そうしたらね、この零戦が飛んでるところ見たくなっちゃったんだな。もう、ムラムラと。分かるよね?この気持ち。
いやはや、あの戦争が無ければきっと今の日本にも飛行可能な零戦の1機や2機あったに違いありません。いや零戦だけではありません。羅星の如き名機・傑作機が航空博物館に並んでいたであろうことを考えると、本当、東条英機でも見かけたら禿げ頭でも叩いてやりたい気分です。
でも国内に無いものは仕方がない。海の外へ見に行くしかありません。多数の第二次世界大戦機がフライトすることで有名なチノエアショーはいずれ行きたいと思っていたし、ちょうどいいや。というわけで行ってきました(・∀・)

チノは日本からはちょっと行きにくい場所にあります。カリフォルニア州南部のロサンゼルスのとなり町なのですが、ロサンゼルスからチノへ旅客用鉄道が敷設されていない上に、エアショー会場への足もクルマを使う以外に無いという発展途上国並みに交通網が貧弱でちょっと難儀します。今回はレンタカーを使いました。

もう海外エアショー・博物館めぐりも数えるのも面倒臭いほど経験してきましたし、海外でのレンタカー運転だって初めてじゃない。
今回もわけない筈だったのですが...。大失敗をやらかしてしまいました。

羽田からロスへ向かう機内にて「エターナル・ゼロ」という題の機内映画があったんですよね。
臆病と言われ続けた零戦パイロットが何故特攻したのか。というあらすじ。
そりゃ、鑑賞したくなるじゃないですか。これから本物の零戦を見に行くんだから。

……で、見たんですよ。


…出発前に零戦ヒャッホウぅぅぅ!!とか言ってた自分が恥ずかしい。死にたい。
鑑賞後、機内で涙だらだら垂らしながらしばらく放心してました。私、お涙ちょうだいに弱いんです(´;ω;`)

しまった。見るんじゃなかった...。大失敗でした。第二次大戦モノのエアショーへ行く前に鑑賞する映画じゃありませんでした。
エアショー前の楽しい気分が全部吹っ飛んでしまいました。
トラ・トラ・トラでも見るべきでした。

しかし良い点もありました。出発前に大量放出していた脳内麻薬も全部吹き飛びました。これでもう税関も安心です。

●飛行展示編
特攻という愚かしい負の歴史は忘れてはならない出来事ですが、ソレはソレっ!コレはコレっ!楽しいエアショーの前にあえて思い出す必要の無いことです。
現地到着後、一晩休んで会場に到着したころには気分一新。wktkの状態でオープニングフライトを迎えました。
なお、エアショーへは二日間参加しましたが、本項ではごっちゃ混ぜにして一緒にお伝えいたします。

景気づけに米陸・海・空軍・海兵隊・コーストガードメドレーでもBGMとしてかけてご覧ください。会場でも流れてました(・∀・)


さあ、いよいよスタートです。各機が滑走路へ向けてタクシー。会場のボルテージはうなぎのぼり!
...でも私はこの時ちょっとグロってました(^^; 目の前が暗いしカメラが重く感じて立ってられなかったので座り込んでました。
はじめての感覚でどうしちゃったんだろうと思ってたのですが、どうも軽い熱中症だったみたいです。水のんで少し休んでたら回復したよ!よかったよかった。
この日華氏100度超えてたそうで。摂氏38度!五月上旬なのに。


オープニング参加機が一斉に離陸。いやー、これは凄いですね。みーんな第二次大戦機ですよ。第二次大戦機。なんかC-47だけ逆方向から(;^ω^)



アメリカの国歌斉唱にあわせてオープニングフライトです。P-47、P-51、P-38、C-47がフライバイします。
アメリカ人はみな愛国心がとても強いです。脱帽、右手を胸にあてて国歌を斉唱します。
旅行者である日本人がそこまでする必要はありませんが、せめて起立し敬意を払うぐらいの世間常識はわきまえておきたいところです。
そういう意味において、私は君が代に反対されている先生方には賛同できませんね。
海外旅行が身近となった昨今、「国歌には敬意を払う」という最低限の礼儀は大人になる前に身につけておくべきです。


ま、そういう私はカメラ振り回してたんですけどね(笑) いやだってアメリカ人だってカメラ持ってる人はみんなそうしてたし
いきなりこんな贅沢。いいのかしら(*´Д`)

 
着陸〜(・∀・)


おおう、サンダーボルト凄いなこの重量感。単発機なのにメザシにまけてない(^ω^;)



さー、次はノースロップN-9MB!すごい全翼機だ!(・∀・;)


N-9MBはですね。ノースロップYB-35爆撃機の技術デモンストレーターです。実機の1/3のサイズで造られています。現存機はこれが唯一。
なかなか軽快な動き。ブーメランみたい。


ピカッ☆ 全翼機は垂直尾翼がありませんから、こうして「スプリットドラッグラダー」を片方開くことによってヨー方向の制御を行っています。
この写真は背中を見せるために右にラダーを踏んでいるのでしょう。


次のプログラムは「太平洋戦争航空戦」(゜∀゜)
なんと、ちょうど目の前で零戦がエンジン始動!スピットファイアさん、ちょっと翼が邪魔;;


次々と滑走路へ向かいます。
F6Fでけえ。降着装置の取り付けが変わったからかF4Fがまるで子供。


99艦爆とTBF!99艦爆小さくてカワイイ。固定脚もカワイイ。


一番手、アベンジャー。


離陸、離陸、離陸!!止まらないレシプロの爆音。来てよかった(;゚∀゚)=3


おおう、英軍塗装のワイルドキャット見た目によらず上昇力凄いな(^ω^;)


ヘルキャットも!


コルセアは二機!!


ウォーホーク!ひねる!


ぜっろっせーん!(゜∀゜)
エンジンはツインワスプだけど本物の零戦だよ!ほとんど新造の22型!
ちょっと日の丸の白縁が太すぎるのが気になるけど、あまり気にしない!(どっちだ)

 
マスターング!!
なんかさ、下では離陸が続いてるのに、上では先に離陸した機が飛んでるの!
どっちを見ればいいわけ?(;゚∀゚)=3ハァハァ


じゃあ、ここで太平洋戦争航空戦の参加機を紹介しましょう。まず悪役!日本機。九九式艦上爆撃機!
え?九九艦爆じゃないように見える?この九九艦爆はこころの清い人だけが九九艦爆に見える。
私は清く正しい人間なので九九艦爆にしかみえませんね...。
なんか映画トラ・トラ・トラのために製造されたバルティBT-13練習機改造の九九艦爆もどきが存在するらしいですが、私にはなんのことだかさっぱり。


零戦!これはプレーンオブフェイムの所蔵機ではなく、テキサス州ミッドランドのコメモレイティブエアフォース(言いにくい)の機体です。
ミッドランドでもWW2ものの大きいエアショーが行われることでも有名です。
残念ながらチノのオリジナル栄エンジンを搭載した零戦は分解状態で博物館に展示されており、本来の目的は果たせませんでした。


グラマンのぬこ。
左のワイルドキャットですが、これF4FじゃなくてGM製のFM-2ですね。英海軍塗装なのでワイルドキャットMk.VIと言うべきでしょうか。
護衛空母とかで終戦まで戦った性能向上型なんで強いです。うん。
右のヘルキャットはF6F-5。撃墜マークが沢山ついていますが、Minsi IIIはデイビッド・マッキャンベルの乗機。零戦とか34機落とした米海軍の撃墜王。


コルセアは二機。
左はF4U-1A。A型だとこれ着艦能力に難のあった最初期の海兵隊仕様機ですね。空母艦上でまともに運用できるようになったのはF4U-1C/D型でした。
そして右がそのF4U-1Dのグッドイヤー製FG-1Dです。、F6Fを置き換えていったのは日本軍が死に体になってからでした。


P-40E ウォーホーク。
P-40初期の主力機ですねー。日本でのP-40の評価は異常に低い。というか零戦が高すぎなのかもしれませんが。
別にそんなに零戦に負けてたわけじゃないんですけどね...
しょうがないよね。太平洋戦争初期のイケイケのころぐらい、零戦最強と思いたいし(・∀・;)


P-51マスタング。
むしろP-40の評価が微妙なのはP-51が優秀過ぎるからかもしれない。これはP-51DとP-51Cですね。
D型はどこにでもあるけど、P-51Cを見るのは初めてでした。博物館の静態展示も含めて。



ミッチェルさんも双発爆撃機なのに2機...。銀翼が美しい。
どちらも最終型のB-25Jです。どこのエアショーでもコイツが飛んでくると必ずドゥーリットル、ドゥーリットルって東京空襲の説明をしだす。
でも空母ホーネットから発振したのはB-25Bですから!


SBD-5ドーントレス。だいたいコイツのせい。
「かえしてください!私の大切な空母(おかあさん)をかえして!」
法廷中に響き渡る被害者遺族の悲痛な叫び。被告人は黙ってうつむくだけであった。


TBM-3Eアヴェンジャー。だいたいコイツのせいその2。
なお弁護人は正当防衛による無罪を主張。


B-25!獲物発見!零戦が襲いかかります。やれー、殺っちまえー!(^q^)
20mm機関銃で粉砕だー! (p_・q)カカッテコイヤー(p・_q)ッシュッシュ


敵空母発見!BT-13九九艦爆が25番爆弾をぶち込みます!命中!レキシントン級炎上!
このAI-201号機はパールハーバー奇襲時の「赤城」艦爆隊の指揮官機だそうで。映画「トラ・トラ・トラ」では赤城を模したエセックス級の艦尾から飛び立ちました。
艦尾から。なんで? エセックス級は右舷に赤城は左舷に艦橋があるから。


ははは!南雲中将麾下の第一航空艦隊は世界最強!ついにカリフォルニアの空も日本機が制覇。今日からここはカリフォルニア県チノ市な!
カリフォルニア、ワシントン、それにハワイ、グァム割譲で和平むすんだるわ。サンフランシスコ湾の長門艦上で調印式やるからハル出てこいー(^q^)
特攻なんてなかったんだ!

ハハハハ。皇軍の兵士も東条閣下も鬼〇米英の圧政から解放された現地人と談笑しておられる。
...って、え?東条英機? ( ゚Д゚) ・・・ 
小柄な日本兵のオジサンもチノエアショーの名物だそうで、旭日旗を掲げながら日本軍機が飛ぶたびにバンザーイ \(^o^)/ してたそうです...(笑)
さっすが自由の国。懐の深さがすさまじい。とても勝てそうにない。こんなコスプレで日本の航空祭に入場できるんかな(^^;


ん?あ? 志村うしろー! しかし零戦の無線は通じなかった。


アウッ! や〜ら〜れ〜た〜!(;∀;)


た、タンマ。今日はもうこのへんにしといたるわ。な、一対多なんてほら、フェアじゃないし。
暴力は何も解決しないし(^ω^;)


零戦だけスモーク発生装置搭載とか、準備良すぎじゃありませんかw


もうやめたげてよ!外板へこんじゃう!


(メ゚皿゚)ノ"「リメンバー・パールハーバー!」 ボムベイ開いてる。


て、敵機直上! 急降下!!!!
ああ、赤城が...沈む(つд;)


確かに先に手をだしたのはこっちで調子にのったけど、過剰防衛良くないと思います!!


フゥフゥ。いつ終わるんだコレ(^ω^;)ずっと飛びっぱなしで腕が痛い。や、やっと終わりですか。


皆さん戻ってきました。「前見えんがな。」って感じ。
ブラボー!最高の飛行展示でした!(・∀・)拍手喝采。


ここからは会場で流れていたBGMもう一つ、ゴッドブレス・アメリカでお楽しみあれ。


続いてによるP-51Dの3機によるアクロバット!シプロ戦闘機の編隊アクロなんてはじめてです。これは楽しみ。
「ホースマン(Horseman)」という民間のチームでP-51D以外にも沢山の機体を保有しているようです。
ホースマン...馬丁?馬男?


わー、これは凄い編隊飛行。想像以上にレベルが高い。軍のアクロチーム並みの編隊です。


重なりながらバレルロール。間隔スゲェ。よっぽど訓練積まないとできないよ(・∀・;)


燃料? P-51Dの性能は本当すごすぎる...(^^;
機体性能がいいのと、状態がいいのと両方なんでしょうけど、他のレシプロ戦闘機とはワンランク上の速度と上昇力です。
●コーヒーブレイク ( ^-^)_旦""
そうそう、なんかね「羅府新報」という現地の日本語新聞のご婦人の記者さんに声をかけられましたよ。
「零戦見に来たの?日本から来たんじゃないよね?」
『日本から来ました。』
「えー!わざわざ日本から!飛行機野郎だね!」
「あ、日の丸付きの飛行機来たよ。零戦?」


『いえ、あれは九九艦爆ですね。』
「きゅ、きゅうきゅう?」
『ナイン・ナインのきゅうきゅうかんばくです。零戦と同時期の爆撃機です。』
「さすが飛行機野郎!遠くから見ただけでわかるんだね! あ、零戦来ましたよ。」
『いえ、あれはさっきと同じ九九艦爆です...。』
「ああ、そうか。あ、零戦。」
『九九艦爆です...。』
「えーと、あの青いのはマスタングだっけ?」
『コルセアですね。』
「零戦きましたよ!」
『九九(略』
他にもアレはなに、コレはなにとよく聞かれました。そして何度も同じ質問されました(^ω^;)
BT-13練習機改造だとかそういうのは黙ってました。言ってもどうせ分からないだろうし...(笑)
おっととと。九九艦爆は本物です。信じる者は救われるのです。
羅府新報にチノの記事載ってないかな!とおもってネットで探したのですが、見当たりませんでした(´・ω・`)


次!朝鮮戦争航空戦!ジェット戦闘機はどうやらレシプロ機とは違う滑走路使ったっぽい?
太平洋戦争と同じく、先に離陸した機が上空をブンブン飛んでるから、離陸機とどっち見ていいものか困るよ(・∀・;)


まず最初にレシプロ機が飛びました。はいYak-3です。
塗装は第二次世界大戦中のソ連空軍のノルマンディーニーメン(フランス義勇部隊)ですが(゚ε゚)キニシナイ!!
朝鮮戦争初期は北朝鮮軍のYak-3とかLa-7とかが制空権とってIl-10が近接航空支援して、T-34戦車を先頭に攻めてきたんだぜ。まるでWW2。


T-6テキサン。朝鮮戦争勃発当時の韓国空軍の主力機はT-6でした。


マスタングまた参加!もう何機とんだ?覚えてない!
朝鮮戦争では名前がかわってF-51Dとして対地攻撃機として活躍。韓国軍でも使われたよ。


AD-5スカイレイダー。爆装凄いね!流星のライバルなんて言わないほうがいいよ。流星ちゃん泣いちゃうから。
ベトナム戦争における米空軍のサイドバイサイド多用途機です。朝鮮戦争ではAD-4以前が使われましたが(゚ε゚)キニシナイ!!
お、ダイブブレーキ開いた(^ω^) AD-5以前は胴体側面にも付いてたんですが廃止されました。


第二次大戦には間に合わなかった艦上戦闘機F7F-3タイガーキャット。
「不寝番のチャーリー」狩りもやったよ。不寝番のチャーリーってソ連もよくやったPo-2による嫌がらせ爆撃のことね。
夜に複葉機で侵入して小型爆弾落として安眠妨害するやつ。


さっき飛んだコルセアも再登場。搭載量が大きかったから爆撃機として重宝されました。
PoFはF8Fも保有している筈なのですが今回なしでした。


さて、ここでジェット戦闘機搭乗!F-80シューティングスター!
え?F-80じゃないように見える?このF-80はこころの清い人だけがF-80に見えるんです。
T-33...?いえ、しらない子ですね。


「鴨緑江に近づくとなんかヤバいのが出てくる。」
中朝国境を流れる鴨緑江付近に接近すると、どこからともなく新型機が現れてミッグミグにされてしまうというので
米軍はその付近を「ミグアレイ(回廊)」と名づけました。
というわけでMiG-15bis!VK-1エンジンを搭載した推力向上型!


ミグにとってF-80なんてネギがカモ背負ったはえてきたようなものだよ。


あ、虹が。彩雲だよ(^ω^) 


ワレ、うちの舎弟にナニしとんじゃい! 後ろから怖いアニキF-86F登場。
ちょっとF-86F排気が濃すぎではありませんかね。ここまでハッキリ黒いとかなり遠方から視認できたんじゃないでしょうか。


ハイハイ、アメリカさん強いっすねーw 零戦やMiG-15じゃ勝てません。凄いですねww
やっぱジェット戦闘機になると一気に動きの幅が大きくなりますね。あっという間に青空に吸い込まれていってしまいます。

 
かつての好敵手も今は友。(・∀・)人(・∀・)ナカーマ


にしてもF-86Fは大きいですね。MiG-15bisよりも一回りは大きい。
制空戦闘機としての性格が強いF-86Fと、どちらかと言えば迎撃戦闘機型のMiG-15bisの差が出ていますね。



 ヾ(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ノシ


着陸! やんややんや。


えーっと、次の飛行プログラムはシーフューリーのアクロバットか。うん。シーフューリーいい戦闘機だね。
やっと英海軍が手に入れたまともなレシプロ戦闘機。ゴゴゴゴゴゴオオオオオ!うお、すげえなシーフューリー!どうみてもジェット機だこれ!
(シーフューリーの展示は二日間ともキャンセルになりました。というか会場に居ませんでした。)


F-22のデモフライト久しぶり♪ ほんの数分前までF-86Fが飛んでたのに、どんだけ時代をぶっ飛ばしてるんでしょう(笑)
やっぱり動きは桁違いですね。ポストストール機動を混ぜた展示は凄まじいものがあります。
Su-35Sのデモとどっちが上か...うーん。甲乙つけがたい。個人的にはSu-35Sのほうが派手だと思うけど、F-22も負けていません。


パカッ。あれ、ARMAAMのランチャーが左側のベイに二個ほど足りないお。


わ〜彩雲とF-22重なった。キレイ。


一方地上では。サンダーボルトほかのレシプロ機がエンジン始動しました。
P-47、の迫力本当凄いわ。
零戦のエンジンは「バルンバルンバルンバルバルバル」
P-51のエンジンは「ブルンブルルルルルルルルルルルルル」
P-47のエンジンは「ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!」
さすが誰も止められない「ジャグ」です。


P-38、P-51、P-47、F-22によるヘリテージフライト♪
いいよね〜こういう世代を超えた編隊。超好き。


自衛隊はチノへF-2とATD-X派遣しる!零戦と編隊飛行!ASAP!(はやくしろ)


うぉぅ。丁度頭上に来た!カッケェェェェ!!(*´Д`)ハァハァ
ってペロハチ凄い。F-22より全幅ある。
もうすぐP-38ライトニングとF-35ライトニングIIのダブルライトニングの編隊も見られそうですね〜!
ああ、そういえばYF-22もライトニングって言われてましたね。


キラッ☆

「あー、どう見てもメザシだなあ。」とか思ってたらね。隣に居たツレがね。「メザシだね」とか言うんですよ。笑いましたね。
コイツが太平洋戦争当時メザシと言われていた理由が分かりました。日本人なら皆メザシを連想します。この飛行機。


F-22着陸〜!すごかった!さすが最強戦闘機。
一緒に編隊飛行しましたレシプロ戦闘機たちはそのまま空に残ります。


ここでP-47の四機編隊によるミッシングマンフォーメーション。一機が離脱し戦死者への追悼を捧げます。


ムフフ(^ω^) 次の出し物「ヨーロッパ航空戦」に向けてレシプロ機たちが滑走路へ向かいます。
B-17を見送るFw190!凄いね!平和っていいね!



再び連続離陸!そしてやはり先に離陸した機が上でブンブン飛び回っています。


ハイ!まずドイツのフォッケウルフFw190A-9です!
A-9は空冷型フォッケウルフの性能向上型ですが、本機はオリジナルのBMW801ではなくダブルワスプエンジンを搭載しています。
強制冷却ファンはありませんでした。


ピラタスP-2。第二次大戦時代のスイスの練習機でっすね。第二次大戦時のスイスは中立を護るため枢軸国とも連合国とも戦ってるんですよね。


サンダーボルトの決定版的な存在のP-47D型ですね。バブルキャノピーちゃん。


サンダーボルトもう2機。どちらもP-47Gです。
ジャグは本当凄いなあ...。パワーが違う。パワーが。


こんなこと言っちゃなんだけどね、P-51は凄い数が参加しました。マスタングはもういいわ。ってなる(笑)


えー、この子はスピットファイアMk.XVIですね。Mk.14。グリフォンのスピット。


このウォーホークはP-40N。中〜後期の主力機です。なんか凄い低空まで降りてきました(^^;


えー、かつお節!ですがただのP-39ではなくてP-63キングコブラです。
似てるけど実質別の戦闘機。アメリカ機というよりも、どちらかというとソ連機というイメージですね。レンドリース的に。


P-38Hライトニングは欧州戦のエースパイロット ペリー・ダールさんの塗装。
P-38、割と好きです。


フライングフォートレスは2機。どちらもB-17Gです。って、うわっ近!!!!!!(((((( ;゚Д゚))))))ガクガクブルブル


小さなお友達マスタングと一緒♪


先に飛んだ戦闘機から順番にもどってきました。お疲れ様でした! うひゃー、なんか凄いローパス(^^;


さて、ちょっと順番は入れ替わりますが、ここでソロのアクロバットをはさみます。
左からロブ・ハリソンによるズリン142。ショーン・D・タッカーのピッツ、そしてジョン・クルヴァーのAT-6のデモです。
このテキサン、元自衛隊機です。 ビックリしました。


いやー、これもびっくりです。リアジェットによるアクロ。リアジェットですよ。リアジェット。ループするわ、バレルロールするわ...ビジネス機でこんな機動ができるんですね...。
というかね、これリアジェットであることを忘れましたよ。そういう飛行機じゃねえからこれ!


おおう!? 上で飛行展示してるのに離陸するかあ?(・∀・;) どうやらお帰りのようです。お気をつけて〜!


さあ、いよいよ最後の展示となりました。F-86の3機によるアクロバットです。凄いなあ。民間のジェット戦闘機3機でアクロですよ。
これもホースマン、P-51の3機編隊やったチームと同じです。すんばらしい。


レベルたけえ...。もうF-86ともなると亜音速練習機とそんなに性能差がありませんから、本当、軍のアクロチーム並みですよ。(^^;


先頭のリーダー機だけF-86Eで、後続の2機はF-86Fです。あと2機増やして藍と白の塗装にして日の丸つけて...ゲフンゲフン。


あわわわ!!おつきさまとらんでぶー!
実はチノにはプレーンオブフェイムの隣にヤンクスエアミュージアムという博物館もありましてね、そちらへ見学いこうと思ってたんですよ。そしたら閉まってましてね。
仕方ないので飛行場外から外撮りしてたんです。怪我の功名とはこのこと(^ω^)


コンバットピッチ!


wow (゜o゜) 着陸すんのかな?と思ったら高速ローパスびっくり。


プログラムの〆に相応しいアクロ。素敵でした。パチパチパチ。
以上。プレーンオブフェイム エアショーのフライトでした。「栄」を搭載したオリジナルの零戦のフライトがなかったのことだけが心残りですが、一応本物の零戦も飛びましたし、思った以上に充実した展示でお腹もいっぱいになりました。
お気づきのかたもおられるかもしれませんが、太平洋戦争、欧州戦線、朝鮮戦争といった、エアショーのメインとなる各展示は基本的に「左から右に背中を見せてフライパス」と、なります。
また、会場は滑走路の北側になるので基本的に終日逆光なのですが、進入路がうまく工夫されており、それを感じさせません。したがって「WW2戦闘機の背中を撮る」という目的には、まさにうってつけのエアショーです。

こういう「教科書通り」のショットが沢山撮れます。ただし他のアングルがなかなか撮れないので、単調すぎて飽きてくるという面もあります。マスタングは特に(笑)
良くも悪くも、プレーンオブフェイムのエアショーは「背中を撮る」に特化した内容となっています。戦闘機の背中ってやっぱり見栄えがしますし、飛行機撮影を嗜んでいる皆さんも大好きなんじゃないかと思います。一度は訪れても絶対損はしないエアショーなので、是非皆さんも渡米をご検討あれ!

次回、地上展示編!まだまだ続く!
●地上展示編
朝4時半、エアショー会場着。ヽ( ´O`)ゞファーァ...ねむい。

日の出前...。薄明。
なぜこんな朝もはよから会場を訪れたかというと、今回「サンライズフォトパス」を購入していたのです。
サンライズフォトパス、その名の通り「朝日で輝く飛行機を撮ろう!」というイベントでして、その集合が朝4時半必着だったのです。
ちょっとお値段の高いチケットでしたが、結果的に買ってよかったな。と思いました。その様子とあわせて地上展示機を紹介します。


「あけの明星」が凄く美しく輝いていました。露出の関係で潰れちゃうかな。とか思ってたんですが、しっかり映り込んでとてもいいアクセントになりました。
まさに美の女神。いろんな写真に写ってます(^ω^)

地球と金星の位置を調べてみたら...こんな感じ。およそ-4.0等級で、金星が明けの明星として美しく輝く絶好の配置でした。
毎年5月4日にエアショーがあると仮定して過去と未来の様子も見てみましたが、金星を絡めたショットが可能となりそうなのは2017年、2025年です。


零戦が黄金色になるのを狙って執拗に零戦撮ってました(笑) それよりも日の出の逆光の写真のほうが神秘的でいい感じ。
同じようなアングルも太陽の位置によって大きく印象が変わってきます。
 
うーん。美しいですね。零戦は(贔屓目込み)。


BT...じゃなくて九九艦爆。


美女(ヴィーナス)と野獣(ジャグ)。


P-47いっぱい。なにせエンジン出力も機体重量も零戦の倍以上ですからなあ、迫力が凄い。ヘビー級ボクサーです。


割と好きなP-38さん。これまでライトニングとは縁がなくて、エアショーでも何度キャンセルされたことやら。ようやく会えました。


Fw190A-9。今回ドイツ機としては唯一の参戦です。Bf109も見たかったな〜。


 
エアショーでは散々零戦をヌッコロしてたF4Uコルセア。逆ガル翼が一番美しく見えるアングルを探してみましたが、下段右がいい感じです。


F6Fヘルキャット。撃墜マーク沢山つけている戦闘機大好き(*´ー`) 


FM-2。太平洋戦争後半のタイプ。小型の護衛空母では大きいF6FやF4Uを運用するのは難しかったようです。
ワイルドキャットも最後まで活躍しました。


米空軍から唯一参戦のF-22。デモフライト機と予備が展示されていました。
近くにまでは寄れませんでした。


Yak-3。この機はどうもWW2時代のオリジナルYak-3ではなく、最近製造されたもののようですね。


AD-5スカイレイダー。装備が...(^^; 
この機、初めての海外エアショーだった2005年ネリスエアショー以来の再会です。全く同じ兵装が装着されていました。


SBD-5ドーントレス。あまりアメリカ機特有の「ゴツさ」を感じられませんでした。わりと小柄な爆撃機です。
99艦爆と比べると、やっぱりSBDのほうが洗練されていますね。搭載量2倍ですし。


TBMですが、間近で見るととてつもない巨大な雷撃機です。SBDよりも二回り大きい。小型の護衛空母で運用できたのが嘘みたいです。


F7F-3 タイガーキャット。よくまあこんな双発レシプロ戦闘機を空母艦上で使おうとおもったものです。というのが第一印象。
そしてこの翌日にミッドウェイ級航空母艦を見学して、ああF7Fも運用できる巨艦だな。と納得。


P-63キングコブラ...。機首部の37mm機銃口が塞がれてしまっていますね。


スピットファイアMk.XIV。英国製機も今回はこの1機のみです。


このピカピカのF-86E!!カッコいい!美しい!素敵!惚れる(*ノ∀`)
愛を感じますね。オーナーの強烈な愛を。


MiG-15bisは本当に小さいですなあ。


T-33..。じゃなかったF-80



P-51いっぱい。列線撮りにはげむ(・∀・)


スパム スパム スパム エッグ マスタング スパム


P-51A アリソンV-1710搭載の初期型です。珍しい。


こっちはマーリン(V-1650)のP-51C


P-40、やけにシャークティースが似合う。


B-25。ホーネット、レキシントン、レンジャー、コンステレーション、カールヴィンソンでの発着艦経験有りですって。凄い。
あ、ホーネットって空襲したほうじゃなくてエセックス級のほうね。

B-17。爆弾個が開いてました。

C-47も複数。


おっそろしいフライトをみせてくれたリアジェットさん。


元自衛隊機のT-6


ココからは飛ばなかった人たち。PB4Y-2 プライベーティア(一枚目)やボーイング727(二枚目)、OV-1モホーク(三枚目)なんて珍しい。




1/1サイズのジオラマ(・∀・)


ヘッツァー売り物!?(・∀・;)


ランボルギーニのパトカー!! 納税者は怒っていい(・∀・;)
とおもったら寄付されたそうです。主に広報で使っているとか。


監視塔。なんかM2重機関銃が(^^;
電光掲示板の表示は1ガロン(3.8リットル)あたりの燃料の料金です。
JET-A1が4.42$
100オクタン有鉛ガソリンが5.34$
ですね。JET-A1=JP-8、旅客機や米空軍のジェット燃料で、100オクタンガソリンはレシプロ機です。灯油のジェット燃料の方が安いのです。

以上ぅ、チノ、プレーン・オブ・フェイムエアショーでした。 
チョ→楽しかった☆(≧∀≦)ぁたしゎ、もぅぃちど、ぃきたぃと、ぉもぃます☆
栄の零戦の飛行シーンも今回は拝むことができませんでしたし、時期をみてチノには再訪しようかと考えております。
現在本物の99艦爆がレストア中のようなので、99艦爆がレストア完了した頃かな〜。


エアショーの合間をぬってプレーン・オブ・フェイムの博物館の見学もしましたので、後日その様子などもお伝えする予定です。
雷電や彗星、秋水などが美しい状態で維持されています。


「ヤンクス・エア・ミュージアム」という別の航空博物館もあります。残念ながらエアショー期間中は閉館していました。
こちらはそのEC-121。左端に写ってるのは私です(^ω^)

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