Break Missile ミサイル回避戦術 |
ミサイル回避戦術
ゲーム中に存在する「IR」「SARH」「ARH」3種類の誘導手段をもつミサイルの回避方法を説明します。
IRミサイルは発射手順でも述べたとおり、冷たい空に浮かび上がった熱源を探知し追尾する赤外線誘導を行います。
戦闘機で最も熱い部分は当然ながら激しい燃焼が繰り返されているエンジン部分です。エンジンからの放熱は出力が上がれば大きくなり、アフターバーナーを使用すると熱量が一気に跳ね上がります。アフターバーナーはIRシーカーが最も探知しやすい波長の赤外線を大量に放出するので、IRミサイルに狙われた場合は必ずエンジン出力を下げます。
IRミサイルが発射されてから継続的に放出されるフレア(FLARE)は、マグネシウム等を急激に燃焼させ大きな熱量を放出しミサイルの誘導を欺瞞してロックオンを外すために用いられます。フレアは非常に効果が良いのですが、アフターバーナーを使っていると効果がなくなります。繰り返しになりますが、IRミサイルが発射されたら必ずエンジン出力を落とします。
エンジンを出力を下げてフレアが放出されても、まっすぐ飛行をしていては全くの無意味です。即急にエンジン部を機体で隠し、ミサイルの目から見えなくするために必ずミサイルの方向へ急旋回するようにします。
ミサイルと逆の方向へ旋回すると、エンジン部分を長い時間露出することになります。
以上のことを必ず守り、あとは天に祈りましょう。
特殊なIRミサイル回避方として、速度で振り切る手段も有ります。
こちらの速度がマッハに近く、ミサイルが距離2.000〜3.000といった遠距離で発射された場合は、ミサイルよりも速い速度で飛行して振り切ってしまうのが効果的。
先ほど説明したエンジン出力を下げて急旋回するという通常の回避方法とは逆に、エンジンをアフターバーナーに入れて真っ直ぐ飛行して加速します。IRミサイルのエンジンはほんの数秒で尽きるため、あとはどんどん減速してしまいます、おおよそマッハ1.10程度まで加速すると、ミサイルはこちらに追いつけなくなります。マッハ1.10以上に達したら上昇を加えて、ミサイルの減速を促進させると良いでしょう。
しかし、高高度での空中戦でミサイルが発射された場合、この戦術を採用する事はお勧めできません。なぜなら空気の薄い高空ではミサイルの速度と飛翔距離性能が飛躍的に向上します。
IRミサイルが発射された際に放出される「FLARE」は非常に多く搭載されているのでゲーム中ではほぼ無限と思って構いません。
MRMは射程も長く、そして高速であるために命中率が非常に高いのが特徴です。ですのでMRM回避は非常に困難といえるでしょう。目視外から発射された場合、その時点で撃墜を覚悟すべきです。
発射されたMRMを回避するには左右の切り返しを何度も行います。ミサイルは性質上、予想着弾点へと飛翔するので、その予想着弾点を右に左に位置を変えてやることにより、ミサイルは左右に大きく振られる形になります。切り返しはこまめに何度も行い、またエアロダンシングiのミサイルは垂直機動に弱いので、スプリットSやインメルマンターン等も有効です。あとは外れるのを祈るのみ...
ARH/SARHが発射されると自動的にチャフが放出され、画面上に「CHAFF」の表示が現れます。チャフは髪の毛大の金属コーティングのグラスファイバーを多数詰められたパッケージを戦闘機から放出し、直後パッケージを炸裂させてグラスファイバーを広範囲に散布しますすることにより、ミサイルのレーダー電波をかく乱させます。そして運がよければグラスファイバーの漂う空間へとミサイルはそれていきます。
FLAREと同じく、こちらも多く搭載されているので無限と思って構いません。
画面には[CHAFF][FLARE]が表示されるので、それを利用してどの種別のミサイルが接近しているかを見分けることが出来ます。
結局のところミサイルを100%回避する手段はありません。最も大切なのは相手にミサイルを発射させない事です。
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