Air To Air Missile |
ここでは、全ての空対空ミサイルの速度性能を比較します。
測定データはひろしさんからいただきました。
距離2.000海里、速度400ktにて遠ざかる標的(F/A-18)に着弾するまでの時間を計測したものです。
ミサイル名 | 命中までの経過時間 | 平均速度 | ロケット燃焼時間 | 搭載戦闘機 |
SRM-IR(短距離ミサイル) | ||||
AIM-9 | 16'50 | 0830kt | 03'00 | 米国製戦闘機 |
R-550 | 13'60 | 0929kt | 02'00 | Mirage2000 |
AA-8 | 08'85 | 1213kt | 06'00 | ロシア製戦闘機 |
AAM-3 | 17'30 | 0816kt | 03'00 | 日本製戦闘機 |
MRM(中距離ミサイル) | ||||
AIM-7 | 08'50 | 1247kt | 14'00 | 米国製/日本製戦闘機 |
R-530 | 07'20 | 1400kt | 07'00 | Mirage2000 |
AA-10 | 08'80 | 1218kt | 13'00 | ロシア製戦闘機 |
MRM ARH(中距離撃ちっぱなしミサイル) | ||||
AIM-120 | 05'90 | 1620kt | 08'00 | 米国製戦闘機 |
各種別のミサイルでもっとも高速なミサイルに黄色いマーカーをいれました。
短距離ミサイル部門では1213ktを記録したロシアのAA-8。
中距離SARHミサイル部門では1400ktのR-530。
そして、一番高速な1620ktミサイルがAIM-120であることがわかります。
これは、着弾までの平均時間なので最高速度ではありません。
中距離ミサイルはロケットを完全に燃焼させる以前に着弾していますので、まだ加速中かも知れません。
短距離ミサイルは、全て燃焼しきってから着弾していることから滑空中の速度低下も考えられます。
平均速度は
T=着弾までの経過時間
(400/3600*T+2)/T*3600=****kt
にて、求めています。
また計測中にAA-8が命中しないことが何度かあったそうです。