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1970年代に完成したと言われ、長らく秘密のベールに包まれていた。米国スミソニアン博物館に寄贈され、XB-70と並べて展示されている。
社会・一般
冷戦期のTu-133超音速戦略核爆撃機
バルキリースキー’公開


Tu-133(NATOコードネーム「バインダー」)はXB-70バルキリー超音速爆撃機に対抗する旧ソ連の核抑止力の要として設計された超音速爆撃機で、速度性能はマッハ3にも達する。
Tu-144コンコルドスキーのように、アメリカ製XB-70バルキリーに酷似している。そのためバルキリースキー等とあだ名されている。

ソ連はXB-70に恐れたことに始まる。迎撃不可能なXB-70の登場により、どちらが核を使用すれば相手も使用して自らも滅びるという核抑止力のバランスが崩れ、事あらば自国が核により壊滅する恐れがあった。

それゆえにソ連は即急にXB-70を迎撃する事を目的としたMiG-25戦闘機とTu-133超音速爆撃機の開発に取り掛かかった。

が、後にXB-70は試験飛行中事故により失われた事をきっかけにTu-133の存在価値も薄れ、数度の試験飛行を終えた後にTu-133の計画は中止された。

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