窓を閉め、ラジオのボリュームをあげて詳細を確認すると、どうやら不時着した場所は横浜市の海の公園のサッカー場だということが分かりました。
うは、もろ地元！チャンス！(´ー｀*)
帰宅後、カメラを持ち颯爽とロードバイクにまたがり現地へと向いました。
私が到着した時には既に8時をまわっており、あたりは暗く、写真撮影どころでは無いだろうな。また、立ち入り制限されて見る事も出来なさそうだと思っておりました。
しかし、サッカー場既設の夜間照明に照らされ、どうぞ写真撮影してくださいと言わんばかりのコンディションで、思わず笑ってしまいました。
エマーランディングしたヘリコプターの正体は横田基地に所属する空軍のUH-1Nでした。
サッカー場なのになんでバスケットゴールが？という突っ込みは無しで。多目的広場なので（＾＾；
横田から横須賀へ人員輸送中に油圧の低下が確認されたため、やむなくこの場所に不時着したようです。
見たところ大事には至らなかったようです。
タッチダウンしたのは15時頃で、20時をまわっていますが未だ作業中です。
私が到着した時には既に居ませんでしたが、救援のヘリコプターが着陸し整備士と必要物資を降ろしていたようです。
リンダ、ごめんな。ちょっと今日は遅くなりそうなんだ。……違う。違う。仕事なんだ。信じてくれよ。
メアリーとボブにも父ちゃん今日は遅くなるって伝えておいてくれないか。愛してるよ。じゃあね。
･･･ほうりぃしっと！じーざすくらいす！
会場の雰囲気。警察官と消防士が。
どこだか分からないTV局、読売新聞の記者さんなども見かけました。
望遠レンズしか持ちあわせてなかったので、あまり会場(笑)全体は写せませんでした。
また、存外小さな子供が多く、柵の中に入って警察官をやきもきさせたり、走り回ったり楽しそうでした。
近くにいた子供が私を見てすっごいカメラだって言うから、あのヘリコプターは「ヒューイ」って言うんだよって教えてあげたら
「ひゅいひゅいひゅいひゅいひゅいひゅい〜〜ヾ(´▽｀)ノ」
くそ、なんて可愛らしいんだ。
9時を過ぎた頃、警察が動きだしました。
風上に向って離陸するから進路をあけてください。見学も撮影もご自由にされて構いませんから、進路をあけてくださいと、
観客席(？)を真中から半分に分断し、APUの音が聞こえ、いよいよエンジンが掛かりました。
5分後、徐々にローター音が激しくなり離陸、しばらくホバリングを続けます。
んもーお子様たちおおはしゃぎ！親子連れは皆で手を振ってさながらミニエアショー会場と化しました。
少しずつ上昇、前進しお別れのときがやってまいりました。マイケル軍曹も手を振って子供たちに答えます。
照明設備があるとはいえ、さすがにシャッター速度は二桁。手ぶれ補正を効かせるも酷い状態です。
そのまま高度を上げ、公園上空を2〜3度周回しUH-1は横田方面へと去っていきました。
