米国海兵隊岩国基地航空祭


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去年の第1回に続いて岩国での第3回全国OFF会を兼ねての航空祭見学です。


参加した方は、あゆみさん、アルファインさん、セラさん、しまんだラギさん、はむさん、ふっちーさん、ひろしさん、刺鷲さん、そして私です。

岩国基地に入り、まず目に付くのはA-4スカイホーク(張りぼてゲートキーパー)です。キャノピーも真っ黒なシートで覆われて、ゴミ同然ですが…(^^;
さて、エプロンまで約10分歩かなくてはなりません。三沢基地、横田基地、厚木基地、岩国基地、嘉手納基地など大型機や戦闘機がいる米軍基地は広いのです。
広いのに、自衛隊はすみっこで申し訳なさそうに使わされています(−−;

一番最初に目に付いたのは、やたら派手な塗装のC-130。C-130Qという機体で、どうやらNASAの機体らしいです。塗装からしてレアモノに出会えたわけですから幸運でした。

そのすぐ後ろに居るのは『でかくて派手で人気のない』待ち合わせスポットとして名高いUS-1A。こう書くと駄作のように思えてしまいますが、世界に誇る最高傑作救難飛行艇で、根強いファンも多く、その素晴らしい能力は他国の追随を許しません。

さて、さっそく待ち合わせがあるので大声で叫んでみましょう『**〜〜!!(本名)』
…はい、刺鷲さんと難なく合流する事ができました(^^;
どうも、US-1は、短足ですねぇ…


お隣にP-3Cオライオンと、中国戦闘機との衝突で一躍有名になったEP-3もいますね。ただ米軍のエアリーズ(EP-3)とは全くの別物です。
せっかく海上自衛隊の基地なんだからUS-1でもP-3Cでも機動飛行してくれればいいのになぁ…

お待ちかね戦闘機群

航空祭になるとまず間違いなくやってくるF-15Jイーグル。イーグルのF-100ターボファンは、交換に30分かからないとか。
こちらはF-15Cイーグル。イーグルは大好きですが、嘉手納空軍基地のイーグルはどうも色があまり好きではありません。
さて、フレンドリーなアメちゃんに一つ頼みごとをしてみました。しかし、私は英語をしゃべる事ができません。同行していたセラさんに通訳をお頼みします。

なんて頼みごとをしたかというと…

『俺をイーグルに乗せてくれ』

アメちゃん笑いながら

『ノ〜。射出座席で放り出すよ〜 :-) 』

ちなみに :-) ←これは、アメリカ人の顔文字。(^_^)←これに匹敵する…のかな。

さらに隣のF-15Cに付いていたアメちゃんには

『コックピット見せてくれ』
と頼みましたがやっぱり断られました…

さらに隣のF-4EJ改に付いていた人にも頼もうと思いましたが…
日本人パイロットは日本語が分かるのでひっぱりだこでした。


こちらはF-15Cのウェポン搭載ステーション
翼下には2発のサイドワインダー及び90式対空誘導弾、胴体のちょうど角ばっているところにあるわっかには2発のスパローを搭載する事が可能です。

F-4EJ改ファントムII。ちっちゃい子供が「これ(ファントム)が一番強そう」と言っていました。僕にはイーグルの方が強そうにも見えるけど…ただ、貫禄があって力強そうなのはたしかにF-4ですね〜。

その隣にはT-4
ファントム、イーグルを見たあとにT-4を見るとちっちゃくて可愛いです(^-^)。
結構好きな機体…

F/A-18Dホーネット。この基地に所属する戦闘機ですね。こいつらは展示飛行してくれなかったので扱いも小さくさせていただきます(爆)

EA-6プラウラー
優れた電子線機。この機番は…岐阜基地でみたプラウラーと同じですね。今回の基地祭で唯一兵装を搭載した状態で展示されていました。AGM-88HARMです。


さてさて、今回見れた戦闘機群のなかで最も嬉しかったのはA-10サンダーボルトII。去年各地に飛びましたがど〜しても見る事ができなかったので…ようやく念願がかないました。やはり特徴はGAU-8アベンジャーガトリングガンでしょう。前輪なんか右端に追いやられてしまってます。ガトリングガンに指を突っ込んでみたところ…やっぱりライフル砲ですねぇ、螺旋状の溝が入っていました。ただ、思ったより穴が小さいというのが本音です。あれじゃぁ牛乳ビン入れられないぞ…
僕は灰色のサンダーボルトよりも緑色アーミー迷彩の方が好きです。
いやはや、兵器搭載ステーションの多いこと…

さて、地上展示はこんなところでしょうか、次は展示飛行。

一番最初に幕を切ったのはF-16Cファイティングファルコン。三沢基地に所属する太平洋空軍のデモンストレーションチームが行う展示飛行です。


パイロットが準備を整え、地上では整備兵が一糸乱れぬ隊列を保ちながら敬礼!F-16Cは滑走路へと向かいます。
なぜかF-16Cが離陸する前にC-130が離陸していきました。そしてこの機体は戻ってくる事はありませんでした。



さぁ、待ちに待ったF-16Cのフライトです。

エンジン筒を真っ赤に燃え滾らせ久しぶりに聞くアフターバーナーの爆音…快感です。高バンクの急旋回に、模擬ゴーアラウンド4連エルロンロールなどなど。ふと感じたのですが、今日は雲があるからかちょっと機動に制限が加えられているような感じがします。ちょっと物足りなさもありましたが、まずまずの展示です。あぁ、晴れの戦闘機展示飛行を撮影したい…いまいち良い写真がありません(−−;


次はおなじみレッドバロンによるEX-300展示飛行です。
いやいや、見ていて確かに凄いのですが…茂木ツインリンクで見たアエロバティックス2000の。同じEX-300を使用するピーターベネセイ(優勝者)や、Su-31で有名なユルギスカイリスと比べると、やや見劣りする感じです。
ただ、良い写真が取れたのが良かった…

あとは同じF-16やモーターグライダー、ヘリによる模擬救難といった内容。特筆すべき内容ではないので省略いたします。



正直、過去10年で最低とも評価される今回の岩国航空祭は大きな不満が残る結果となりました。ブルーインパルスが無いのは仕方ないとして…まず展示飛行の内容。基地配備のF/A-18ホーネットやAV-8ハリアーの展示が全く無かった事。ハリアーに至っては地上展示すらありませんでした。せっかく海兵隊の基地に来たのだからホーネットやハリアーが見たかったのですが…残念きわまりありません。

最後に、OFF会参加の皆さん、お疲れ様でした。




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