講義3、用語集



戦闘機を操縦する上でかかせない用語を集めました。
ここの用語集は随時、語録を増やしていきます。

3月9日更新


■あ行

アフターバーナー
ジェットエンジンから出された高温高圧の排気ガスに
さらに燃料を吹きかけ燃焼させる装置。
出力が増大するが、燃料消費はさらに増大する。
効率がわるいので、急加速などで一時的に使われるのみ
エンジンから炎が吹き出すのが見える。

エアインテイク
空気吸入口、エンジンで燃やすための酸素を取り入れるもの,
Fー15のように可変エアインテイクというものもある。
これはそのときの速度により、取り入れ口の形が変わる
(エアロダンシングでも確認できます!Fー15J、DJ)

エアブレーキ
機体の1部が飛び出し、空気抵抗を増大させ減速させる。
ステルス性を高めるために装備していない機体も存在する
(Fー22、Fー117など)

エルロン
補助翼、もとはフランス語。
普通は主翼後ろ外側に配置されている
ロール軸(ひねり)を制御するために用いる。


エレーベーター
上昇舵。ピッチ軸(上向き下向き)を制御する。
尾翼についている。戦闘機の場合、尾翼自体がエレベーター
になっている。

(尾翼はエルロン操作でも動く)

音速
音の速さ、音が空気中を伝わる速度をマッハ1という。
地上では約1200km強


■か行

滑走路25
方位250°の向きに伸びている滑走路のこと。
反対側からみれば当然滑走路07になる。
北向きなら滑走路36、西向きなら滑走路27。
通常ランウェイ25ともいう。

ギア
いわゆる車輪、タイヤ。『足』ともいう。


■さ行

失速(ストール)
速度が低くなりまたは迎え角を大きくとりすぎて
翼が重力に打ち勝つ楊力をえられなくなった状態。
ちなみに、自動車のエンストとは、
エンジンストール、エンジン回転失速という意味である。
エンジンストップではない。

射出座席
緊急時の脱出装置、ロケットが付いているので
高度が0の場合でも安全にパラシュートが開く高度まで
上昇する。

■た行

ターボジェットエンジン
圧縮空気に熱を加え膨張させて得た高圧排気ガスを
噴射することにより推力を得るエンジン
高速度を得られるが燃費と騒音に問題有り
現在の軍用民間問わずジェット機は下のターボファン
になっている。


ターボファンエンジン
低圧ファンをでた空気の大半を燃やさず低速度で
噴射するエンジン。
ターボジェットに比べ燃費、推力が高く。
騒音も少ないので最近のジェット機はこちらのエンジンを
積んでいる。

タキシング
離陸するために滑走路に向かったり着陸後に
ハンガーに戻ったりするため地上を低速で走行すること。

タッチアンドゴー
着陸→滑走→離陸と行うこと。
離着陸訓練などでよく使われる。
空母への着艦は、フックが引っかからなかった場合にそなえ 常にタッチアンドゴーが出来るような体勢で接地しなければ ならない。


■は行

ハンガー
洋服を掛ける為に使用する。ものではない。
格納庫、飛行機のお家
爆弾の1発や2発じゃあ壊れないようにするが
自衛隊のハンガーは非常に弱いようだ。

フラップ
高楊力発生装置
短距離で離陸を低速で接地をするために使う。
普通は離陸時には100%下げたりしない
速度があがるのを抑え、かえって邪魔になるからである
着陸時には速度を落としつつ進むため100%下げた方が
都合が良い。


■ら行

ラダー
方向舵。ヨー軸(横)の動きを制御する。
垂直尾翼についている。




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